帳票出力

帳票出力機能を使うと、レコードのデータを請求書・見積書・納品書などのPDF帳票として出力できます。 座標ベースのビジュアルエディタでテンプレートを自由にデザインし、レコード画面からワンクリックでPDF出力できます。

機能の有効化

帳票出力は拡張機能です。アプリ設定の「拡張機能」から有効にしてください。

拡張機能の設定画面

帳票出力

レコードを請求書・見積書などのPDF帳票として出力

ONにすると、設定メニューに「帳票テンプレート」タブが表示され、レコード画面に「帳票出力」ボタンが追加されます。

帳票タイプ

テンプレートは1種類のみです。各レコードに対して同じデザインが適用されます。 サブテーブル要素・関連レコード要素を配置でき、テンプレートPDFと自動ページアップにも対応します。 複数レコードを1ページにグリッド状に並べるには「連結印刷」を使用します。

テンプレートの作成

「帳票テンプレート」設定画面の右上のドロップダウンから新しいテンプレートを作成します。

テンプレート追加メニュー

空のテンプレート
請求書
見積書
納品書

プリセット(請求書・見積書・納品書)には実用的なレイアウトがあらかじめ配置された状態でエディタが開きます。1アプリに最大20個のテンプレートを登録できます。

テンプレートエディタの画面構成

要素
書式
ドキュメント

要素を追加

テキスト
フィールド
テーブル
画像
罫線
矩形
QR
バーコード
フィールドを検索...
会社名
金額
担当者
選択
縮小
100%
拡大
Snap: 5mmGrid
戻す
やり直す
グループ化
解除
請 求 書
○○株式会社 御中
品名数量金額

左パネルは3つのタブで構成されています。

  • 「要素」タブ -- 要素パレット(クリックまたはドラッグ&ドロップで追加)。フィールド一覧には検索ボックスがあり、フィールド名で絞り込めます
  • 「書式」タブ -- 選択中の要素のプロパティ(位置、書式、配置方式など)。要素を選択すると自動的にこのタブに切り替わります
  • 「ドキュメント」タブ -- テンプレート全体の設定。4つの折りたたみセクション: 用紙(サイズ/向き/マージン)、ページ構成(ページ数/ページ適用ルール/テンプレートPDF)、装飾(背景画像/ヘッダー/フッター)、連結印刷
  • 中央キャンバス -- 用紙に要素を配置。ドラッグで移動、右下ハンドルでリサイズ
  • 上部ツールバー -- ツール選択、ズーム、スナップ、グリッド、Undo/Redo、グループ操作(詳細は下記)

💡 プロパティ横の (?) アイコン

プロパティのラベル横にある「(?)」アイコンをクリックすると、その項目の詳しい説明と使い分けのヒントがポップオーバーで表示されます。 「配置方式」「ページ適用ルール」「改ページルール」「条件付き表示」など、挙動が少し複雑な項目にヘルプが付いています。

ツールバーの操作

中央キャンバスの上部に固定表示されるツールバーで、カーソルツールの切り替え・表示倍率・スナップ・履歴操作・グループ化をまとめて扱います。ツールバーは画面の中央に常に表示されるため、キャンバスを拡大してもスクロールで見えなくなることはありません。

ボタン / 項目
選択ツール
機能
要素をクリックして選択、ドラッグで移動、右下ハンドルでリサイズ
備考
既定のツール
ボタン / 項目
オブジェクト検索
機能
ツールバーの検索アイコンで検索パネルを開き、タグ・要素のラベル・フィールドコード・要素タイプ・テキスト内容で要素を探せます。検索結果をクリックするとその要素が選択されます。
備考
大量の要素を持つテンプレートで特定の要素を素早く見つけたいときに
ボタン / 項目
手のひらツール
機能
キャンバスの任意の場所をドラッグしてビューをパン(スクロール)する
備考
Space
キー長押しで一時的に切り替え
ボタン / 項目
縮小 / 拡大
機能
表示倍率を変更。15%~400% の連続ズーム
備考
ドロップダウンからプリセット(30/50/75/100/125/150/200%)も選択可能。
Ctrl
+マウスホイールでカーソル位置を中心にズーム
ボタン / 項目
プレビュー
機能
ライブプレビューモードの ON/OFF。実際のレコードデータで要素を描画
備考
詳細はライブプレビューを参照
ボタン / 項目
Snap ドロップダウン
機能
要素のドラッグ・リサイズ時のグリッドスナップ間隔(Off / 1mm / 5mm / 10mm)
備考
精密に合わせたいときは Off、ざっくり揃えたいときは 5mm または 10mm
ボタン / 項目
Grid トグル
機能
グリッド線の表示 ON/OFF と スナップの ON/OFF を同時に切り替え
備考
グリッド非表示にするとスナップも OFF になります
ボタン / 項目
戻す / やり直す
機能
編集操作の取り消し / 再実行
備考
ショートカット:
Ctrl
+
Z
/
Ctrl
+
Y
ボタン / 項目
グループ化 / 解除
機能
複数選択中の要素をひとまとめにする / 既存のグループを解く
備考
ショートカット:
Ctrl
+
G
/
Ctrl
+
Shift
+
G
ボタン / 項目
整列
機能
選択中の複数要素を左 / 中央 / 右 / 上 / 中央 / 下に揃えます
備考
2 つ以上選択時のみ表示
ボタン / 項目
均等分配
機能
選択中の 3 つ以上の要素を、水平 / 垂直方向に等間隔で配置します
備考
3 つ以上選択時のみ表示
ボタン / 項目
最前面 / 最背面
機能
選択中の要素 (グループ) の重なり順序を一番上 / 一番下に移動します
備考
ショートカット:
Ctrl
+
Shift
+
]
/
Ctrl
+
Shift
+
[
。1 つだけ動かすには
Ctrl
+
]
/
Ctrl
+
[

手のひらツールでキャンバスをパンする

  • 表示倍率を上げて用紙がプレビュー領域に収まらないとき、手のひらツールに切り替えてキャンバス上を任意の場所からドラッグするとビューが移動します
  • Space
    キーを押している間だけ一時的に手のひらツールになり、離すと元の選択ツールに戻ります(テキスト入力中のスペースキーは無視されます)
  • 手のひらツール中はページ上の要素をクリックしても選択されません(ドラッグ操作に専念するため)
  • 選択ツール時でも、ページ外のグレー背景をドラッグすればパンできます

大量の要素を配置したテンプレートでは、特定の要素を素早く見つける手段が欲しくなります。各要素にタグを付けておけば、ツールバーのオブジェクト検索から一発で呼び出せます。

プロパティパネル → タグ入力

タグ

ヘッダー 会社情報 表紙 タグを追加 (Enter)

オブジェクト検索パネル

会社
P1text会社名ラベルヘッダー
P1fieldcompany
  • タグ追加: 要素を選択 → プロパティパネルの「タグ」欄に入力 → Enter キー (またはカンマ) で確定
  • タグ削除: チップの × ボタン
  • 検索対象: タグ・要素のラベル・フィールドコード・要素タイプ (text/field/table/image 等)・テキスト内容
  • 結果をクリックすると該当要素が選択され、その要素のあるページまでキャンバスがスクロールします
  • 最大 50 件まで表示。タグは複数付けられます

連続複製

同じオブジェクトを規則的に並べたいとき、コピー&ペーストを繰り返す代わりに連続複製機能で一発で並べられます。チェックボックスリスト・目盛・リピートする罫線などに便利です。

  1. 複製したい要素を選択
  2. プロパティパネル上部の 連続複製 ボタンをクリック
  3. ダイアログで方向 (右/下/左/上)・間隔 (mm)・個数を指定
  4. 「作成」をクリック → 指定方向に指定個数だけ複製されます

連続複製ダイアログ

方向

右へ
下へ
左へ
上へ

間隔 (mm)

20

個数

5
  • 各コピーはグループを引き継ぎません (個別要素として作成されます)。揃えて並べた後に必要ならまとめて選択してグループ化してください
  • 間隔が 0 の場合は元の位置に重ねて複製されます

罫線テーブルの作成

表形式のレイアウトを作りたいとき、個別に罫線要素を手で並べる代わりに矩形から罫線テーブルに変換できます。行数と列数を指定するだけで、格子状の罫線がグループ化された状態で作成されます。

  1. まず矩形を配置して、表にしたいエリアのサイズに合わせます
  2. 矩形を選択して、プロパティパネル上部の 罫線テーブルに変換 ボタンをクリック
  3. ダイアログで行数列数を指定して「作成」
  4. 元の矩形は削除され、同じエリアに指定した行×列の罫線 (最外周を含む格子) がグループ化された状態で生成されます

罫線テーブル作成ダイアログ

行数

5

列数

4
  • 元の矩形は変換時に削除されます。生成された罫線グループが外枠を含む完全な格子として残ります
  • 生成された罫線はグループ化されるため、まとめての移動・比例リサイズ・削除が可能です
  • グループ編集モード (ダブルクリック) で個々の罫線を調整できます
  • 行数 × 列数の最大値は各 50 です
  • 罫線の太さ・色・スタイルをまとめて変更するには、グループ編集モードに入ったあと
    Ctrl
    +
    A
    で全メンバーを選択 → マルチ選択プロパティパネルから一括編集できます (下記「マルチ選択での一括編集」参照)

マルチ選択での一括編集

2 つ以上の要素を選択すると、プロパティパネルにマルチ選択モードが表示されます。選択された要素がすべて同じタイプの場合、そのタイプに固有の主要プロパティを一括編集できます。罫線テーブルのように同じオブジェクトが規則的に並んだテンプレートで、まとめて色や太さを変更したいときに便利です。

要素タイプ
線 (line)
一括編集できるプロパティ
線の太さ・色・スタイル (実線 / 破線 / 点線)
要素タイプ
テキスト (text)
一括編集できるプロパティ
文字サイズ・文字色
要素タイプ
矩形 (rect)
一括編集できるプロパティ
枠線の太さ・枠線の色・背景色
  • 選択中の要素の値がすべて同じなら現在値が表示され、異なる場合は空欄 (プレースホルダに「値が異なります」) になります。いずれの場合も編集すると全選択要素に同じ値が適用されます
  • 選択に複数の要素タイプが混在している場合はタイプ固有のプロパティを一括編集できません (位置のみ個別編集可能)
  • 罫線テーブルなどのグループに対しては、要素をダブルクリックしてグループ編集モードに入ったあと、
    Ctrl
    +
    A
    で全メンバーを一括選択できます
  • グループ編集モード外では
    Ctrl
    +
    A
    は現在のデザイナーページの全要素を選択します

要素タイプ一覧

8種類の要素をキャンバスにドラッグ&ドロップで配置できます。

テキスト

自由テキスト。{{フィールドコード}}でデータを挿入可能

テーブル

サブテーブル連動・関連レコード・固定テーブルの3モード。フッター行・自動改ページ対応

画像

固定画像 or 添付ファイルフィールドに連動。contain/cover/fillの3つの配置モード。不透明度・回転・反転・縦横比ロック・円形/角丸マスク

罫線

水平/垂直の線。太さ・色・スタイル(実線/破線/点線)

矩形

枠線・背景色付きの四角形。角丸設定可能

QRコード

フィールド値や固定URLからQRコード自動生成

バーコード

CODE128 / EAN-13・JAN-13 / ITF / Code 39 の4形式に対応

グラフ

棒 / 折れ線 / 円グラフ。サブテーブルのラベル列と値列を選択して自動描画。複数シリーズ対応

要素タイプの下にはフィールド一覧が表示されます。各フィールドをキャンバスにドラッグ&ドロップすると、 そのフィールドの値を表示するテキスト要素が自動的に作成されます。数値フィールドの場合はフォーマット(桁区切り等)や接頭辞・接尾辞も設定できます。 フィールド一覧は検索ボックスで絞り込み可能です。

ライブプレビュー

ツールバーの アイコンボタンをクリックするとプレビューモードに切り替わります。 隣のドロップダウンからアプリ内のレコードを選択すると、テキスト・フィールド・画像・QRコード・バーコード・テーブル要素が実際のレコードデータで描画されます。

プレビューモードのツールバー

プレビュー
レコード:R-00042
  • テキスト要素内の {{フィールドコード}} が実際の値に置換されます
  • 画像要素がフィールド連動の場合、レコードの添付ファイルが表示されます
  • テーブル要素はサブテーブルのデータが流し込まれます
  • {{PAGE_SUM(code)}}{{GRAND_SUM(code)}} などのページ内計算プレースホルダはプレビュー時は空欄で表示されます(PDF出力時のみ計算されます)
  • プレビューモード中も要素の選択・編集は可能です

プレースホルダー(データ差し込み)

テキスト要素内に{{...}}形式で記述すると、出力時にレコードの値に自動置換されます。プロパティパネルの「フィールドを追加」ドロップダウンから選択できます。

ドロップダウンの選択肢

-- フィールド --
会社名
金額
-- システム --
#レコード番号
日付 (2026年3月29日)
日付 (令和8年3月29日)
ページ番号
総ページ数
プレースホルダー
{{フィールドコード}}
出力例
そのフィールドの値
プレースホルダー
{{record.number}}
出力例
123
プレースホルダー
{{today}}
出力例
2026-03-29
プレースホルダー
{{today.long}}
出力例
2026年3月29日
プレースホルダー
{{today.jp}}
出力例
令和8年3月29日
プレースホルダー
{{today.slash}}
出力例
2026/03/29
プレースホルダー
{{now}}
出力例
2026-03-29 14:30
プレースホルダー
{{now.time}}
出力例
14:30
プレースホルダー
{{app.name}}
出力例
アプリ名
プレースホルダー
{{page.number}}
出力例
1
プレースホルダー
{{page.total}}
出力例
3

さらに高度なページ単位の集計には {{PAGE_SUM(code)}}{{GRAND_SUM(code)}} などが使えます。詳細は後述の「ページ内計算機能」セクションを参照してください。

書式設定

テキスト・フィールド要素のプロパティパネルで書式を設定できます。

書式設定パネル

フォント

ゴシック

文字サイズ

10
B
I
U

行間

1.4

横位置

左揃え

縦位置

  • フォント -- 18種類のフォントファミリーから選択(下記参照)
  • B I U -- 太字・斜体・下線のトグルボタン(クリックでON/OFF)
  • 横位置 -- 左揃え / 中央揃え / 右揃え
  • 縦位置 -- 上 / 中央 / 下(要素の高さ内での配置)

フォント

18種類のフォントファミリーが利用可能です。フォントピッカーでは各フォントがその書体自身で表示されるため、見た目を確認しながら選択できます。 すべてのフォントは Google Fonts から読み込まれる OFL/Apache ライセンスの無料フォントです。

カテゴリ
ゴシック
フォント数
5
含まれるフォント
Noto Sans JP、M PLUS 1p、BIZ UDPGothic、Zen Kaku Gothic New、Murecho
カテゴリ
丸ゴシック
フォント数
3
含まれるフォント
M PLUS Rounded 1c、Zen Maru Gothic、Kosugi Maru
カテゴリ
明朝
フォント数
5
含まれるフォント
Noto Serif JP、BIZ UDPMincho、Zen Old Mincho、Shippori Mincho、Klee One
カテゴリ
ディスプレイ
フォント数
2
含まれるフォント
Dela Gothic One、Hachi Maru Pop
カテゴリ
手書き風
フォント数
2
含まれるフォント
Yomogi、Zen Kurenaido
カテゴリ
等幅
フォント数
1
含まれるフォント
Noto Sans Mono

テーブル要素

テーブル要素は帳票の明細部分を表示するための重要な要素です。3つのモードがあります。

1. サブテーブル連動モード

アプリにサブテーブル(テーブル)フィールドがある場合、そのデータを自動的に表形式で出力します。

サブテーブルの選択

テーブルの種類

サブテーブル連動

サブテーブルを選択

明細テーブル

サブテーブルを選択すると、そのサブフィールドが自動的に列として追加されます。添付ファイルサブフィールドの列は、セル内にファイル名が列挙されます(ファイルの中身は出力されません)。

2. 関連レコードモード

アプリに関連レコードフィールドがある場合、そのデータをテーブルとして出力できます。テーブルの種類で「関連レコード」を選択し、関連レコードフィールドを選択すると、関連先アプリの表示フィールドが自動的に列として追加されます。

3. 固定テーブルモード

列と行を自由に定義します。セルの中に{{フィールドコード}}を使ってデータを挿入できます。

列の設定

各列には列名、幅(mm)、揃え(左/中央/右)を設定できます。列の追加・削除もここで行います。

列の編集

列の設定

品名
70
L
数量
20
R
単価
30
R
金額
30
R
  • 列名 -- テーブルヘッダーに表示される名前
  • 幅 (mm) -- 列の幅をmm単位で指定。空の場合は均等分割
  • 揃え -- L(左揃え) / C(中央揃え) / R(右揃え)

テーブルのデザイン設定

テーブルのプロパティ

ヘッダーを表示
交互行の背景色
自動改ページ

文字サイズ (pt)

9

セル余白 (mm)

2

線の色

ヘッダー背景

ヘッダー文字色

線の太さ

1
  • ヘッダーを表示 -- テーブルの列名行の表示/非表示
  • 交互行の背景色 -- ONにすると奇数行に色が付き読みやすくなります(色はカラーピッカーで変更可能)
  • 自動改ページ -- 行数が多い場合に自動でページ分割(後述)
  • 文字サイズ -- テーブル全体の文字サイズ (pt)
  • セル余白 -- セル内の余白 (mm)
  • 線の色・太さ -- 罫線のカスタマイズ。太さを0にすると罫線が非表示になります
  • ヘッダー背景・文字色 -- ヘッダー行の配色

テーブルのプレビュー表示

キャンバス上ではテーブルが簡略化されたプレビューで表示されます。実際のデータは帳票出力時に反映されます。

キャンバス上のテーブルプレビュー

品名数量単価金額
............
............
合計{{total}}

テーブル下部に小計・消費税・合計などの行を追加できます。テーブルの列と1:1でセルが対応しており、各列に自由にテキストや{{フィールドコード}}を入力できます。

フッター行の設定

太字
上線
品名
{{...}}
数量
{{...}}
単価
合計
金額
{{total}}

積算型見積書(階層グループ集計)

建設業の工事見積書のように、明細データを分類ごとにグループ化して集計を自動計算する帳票を作成できます。 この機能はサブテーブルフィールドのグルーピング設定と帳票テンプレートのテーブル要素を組み合わせて実現します。

1. サブテーブルの準備

まず、明細用のサブテーブルフィールドに以下のサブフィールドを用意します。

サブフィールド
大分類
種類
ドロップダウン / テキスト
役割
第1階層のグルーピングキー(例: 建築工事、設備工事)
サブフィールド
中分類
種類
ドロップダウン / テキスト
役割
第2階層のグルーピングキー(例: 基礎工事、内装工事)
サブフィールド
品名
種類
テキスト
役割
明細の項目名
サブフィールド
数量
種類
数値
役割
数量
サブフィールド
単価
種類
数値
役割
単価
サブフィールド
金額
種類
数値 / 計算
役割
小計金額(集計対象)

2. グルーピングの設定(フォーム設定)

サブテーブルフィールドの設定画面で、グルーピングを構成します。

サブテーブルフィールドの設定 → グルーピング

グルーピング

第1階層
大分類
第2階層
中分類
グループごとの集計行を表示
全体の集計行を表示

列ごとの集計

金額
合計
数量
平均
単価
合計
  1. 対象サブテーブルフィールドの設定を開く
  2. グルーピング」セクションで第1階層に「大分類」、第2階層に「中分類」を設定(最大3階層)
  3. グループごとの集計行を表示」をON → 各分類ごとに集計行が表示
  4. 全体の集計行を表示」をON → 末尾に全体の集計行が表示。グルーピングを設定しなくても、全体の集計行だけを表示することもできます
  5. 列ごとの集計」で集計したい列にチェックを入れ、列ごとに集計関数(合計・平均・最小・最大・件数・中央値)を選択する

グルーピングキーにはドロップダウン、ラジオボタン、テキストのサブフィールドが使用できます。

3. 帳票テンプレートでの出力

帳票テンプレートにテーブル要素を配置し、上記のサブテーブルを選択するだけで、グルーピング設定が自動的に反映されます。帳票テンプレート側での追加設定は不要です。

出力時には以下のように階層化された明細が表示されます。

積算型見積書の出力イメージ

品名数量単価金額
■ 建築工事
├ 基礎工事
コンクリート打設1208,000960,000
鉄筋組立4512,000540,000
基礎工事 集計1,500,000
├ 内装工事
クロス張り5001,200600,000
内装工事 集計600,000
建築工事 集計2,100,000
全体2,100,000
  • グルーピングキー(大分類・中分類)の列はテーブルの列から自動的に非表示になり、グループヘッダー行として表示されます
  • 各グループの後に集計行が自動挿入され、対象フィールドの値が列ごとに選択した関数(合計・平均・最小・最大・件数・中央値)で計算されます
  • 全体の集計行は末尾に独立して表示されます。グルーピングを設定しなくても全体の集計行だけを表示できるため、シンプルな集計行が欲しい場合にも利用できます
  • 集計関数がすべての列で同じ場合は集計行のラベルに関数名(合計・平均など)が1回だけ付きます。列ごとに異なる関数を使っている場合は、各セルに個別の関数名が付きます
  • 階層が深いほどインデント(字下げ)されます
  • フッター行(消費税・合計など)とグループ集計を組み合わせて使用できます
  • 自動改ページにも対応しており、データ量が多い場合は自動的にページ分割されます

グループを分断しない(改ページ制御)

グルーピングを使うと、明細が複数のグループに分かれて表示されます。標準の自動改ページでは「ページ末尾の行数ぴったり」まで詰め込んで改ページするため、1 つのグループが前後 2 ページに跨って分断されることがあります。「グループを分断しない」オプションをオンにすると、レンダラはグループの終わりで改ページし、グループが 1 ページにまとまるように調整します。

テーブル要素のプロパティ

自動改ページ
グループを分断しない

サブテーブルのグルーピングで作られたグループがページ境界で分断されないように、グループ末尾で改ページします。

グループヘッダーと一緒に残す行数
3

たとえばグループ A (6 行) / グループ B (5 行) / グループ C (8 行) の 19 行を、1 ページ 10 行の明細テーブルに流した場合:

モード
標準(分断あり)
ページ 1
A 6 行 + B 4 行
ページ 2
B 1 行 + C 8 行
B が前後ページに分断される
ページ 3
モード
グループを分断しない ✓
ページ 1
A 6 行
B は次ページに送る
ページ 2
B 5 行
ページ 3
C 8 行
C が 1 ページに収まらない場合のみ分割

オン時のページ構成イメージ

ページ 1
項目金額
建築工事
基礎工事
躯体工事
屋根工事
外壁工事
防水工事
足場
小計1,500,000
ページ 2
項目金額
内装工事
クロス張り
床張り
天井仕上げ
建具取付
塗装工事
小計600,000
ページ 3
項目金額
電気工事
配線
照明器具
分電盤
スイッチ
コンセント
感知器
通信配線
アース
小計900,000

それぞれのグループ(建築工事・内装工事・電気工事)が途中で分断されず、各ページに完結して配置されます。ページ末尾の余白はグループをまたがって詰め込まないぶん発生しますが、代わりに読み手にとってグループ単位での確認がしやすくなります。

  • 「グループを分断しない」をオンにすると、グループ境界で改ページされます
  • 1 つのグループが 1 ページに収まらない場合(巨大グループ)は、安全のため分割されます。永遠に進まないロックを防ぐためです
  • 既存のサンプル 積算型見積書 にこの機能を適用すると、工事区分ごとのまとまりを保ったきれいな印刷ができます
グループヘッダーと一緒に残す行数

「グループヘッダーと一緒に残す行数」は、「このグループを開始するには最低でも N 行のデータが一緒に入る必要がある」というしきい値です。ページ末尾にグループヘッダーと少しの行だけが残って孤立する「行頭孤立 (orphan)」を防ぎます。

たとえば値を 3 に設定した場合、ページの末尾に次のグループを始めると 2 行以下しかデータが入らないときは、グループごと次ページに送られます。

しきい値 = 3 のとき

未設定 (= 0)

ページ 1
建築工事
基礎工事
躯体工事
屋根工事
外壁工事
防水工事
小計
仮設工事
足場
ページ 2
養生シート
小計
電気工事
配線
照明器具
分電盤
スイッチ
小計

ページ 1 の末尾に「仮設工事」ヘッダーと 1 行だけが取り残され、ページ 2 の先頭に残りの行と小計が孤立する

3 に設定

ページ 1
建築工事
基礎工事
躯体工事
屋根工事
外壁工事
防水工事
小計
 
 
ページ 2
仮設工事
足場
養生シート
小計
電気工事
配線
照明器具
分電盤

「仮設工事」はページ 1 では 2 行しか入らないと判定され、グループごとページ 2 に送られる

「グループを分断しない」と組み合わせて使うと、「1 グループが 1 ページを跨がない」+「開始 2-3 行の孤立も起きない」の両方が実現でき、複雑な帳票でも読みやすく仕上がります。

複数ページ出力(サブテーブル行数に応じた自動改ページ)

1 レコード内のサブテーブルの行数が多く 1 ページに収まらないとき、帳票は自動的に複数ページに分割されます。最もシンプルな設定は、用紙設定でページ数 = 1 のままにして、ページ 1 にテーブル要素を配置し、テーブルの下に置く要素(小計・振込先・署名欄など)を相対配置(デフォルト)にしておくことです。それだけで、明細が多いレコードでは自動的に 2 ページ目以降が生成されます。

用紙設定パネル(エディタ左サイドバー)

用紙設定

サイズ/向き
A4 (210x297) / 縦
ページ数
1
← 1 のままで自動改ページされます

自動改ページの設定(テーブルのプロパティ)

自動改ページ
  • テーブルヘッダーは毎ページに繰り返し表示されます
  • フッター行(合計)は最終ページのみに表示されます
  • テーブルの下に配置された「相対」要素は、テーブルの伸びに合わせて自動的に下へ移動します
  • テーブル自体の自動改ページはデフォルトで ON です。テーブルのプロパティで OFF にもできます

「サブテーブル行数」と「アプリのレコード数」は別物です

  • ここでいう自動改ページは、1 つのレコード内の明細行(サブテーブルの行)が多いときに 1 つの帳票が複数ページになる話です
  • 複数のレコードをそれぞれ 1 帳票ずつ出したうえで 1 つの PDF に連結したい場合は、一覧画面の「一括帳票出力」を使います
  • 複数のレコードを 1 ページにグリッド配置したい場合は「連結印刷」を使います

1 ページあたりの行数を調整する — テーブルの「H」プロパティ

1 ページに収容される明細行数は、テーブル要素の高さ(プロパティの H)で決まります。H はテーブルが使える縦方向の最大スペースの上限として扱われ、レンダラは「H − ヘッダー行 − フッター行」に収まる分だけ行を描画し、残りを次ページに回します(ページ下端マージンに当たる場合はそちらが上限になります)。

  • H を大きくする → 1 ページにより多くの行が入る(最大はページ下端まで)
  • H を小さくする → 1 ページに入る行数が減り、早めに次ページへ送られる
  • テーブルの下に「固定」配置で合計欄や押印欄を置きたい場合は、その位置に届かない H を設定しておくと、明細行数が多くてもテーブルが下の要素に被りません
  • 行の高さは fontSize × 0.353 × 1.4 + padding × 2 の概算で計算されるため、フォントサイズやセルの余白を変えると 1 ページに入る行数も変わります

1ページ目と続きページで別デザインにしたい場合

「1ページ目と2ページ目以降で明細のレイアウトを変える」「最後に合計・振込先ページを付ける」といった構成は、用紙設定でページ数を2以上に増やして、各ページに「適用ルール」を割り当てます。詳細は次の「テンプレートPDFと自動ページアップ」節を参照してください(テンプレートPDF背景がなくても、ページ適用ルールだけを使うことができます)。

テンプレートPDFと自動ページアップ

既に用意された PDF フォーマットを背景に取り込み、各ページにフィールドを重ねて出力する高度な機能です。 ページごとに「最初のページ」「全ページ」「最後のページ」などのルールを割り当てると、データ量に応じて「全ページ」ルールのページが自動的に必要な枚数に複製されます。 契約書・工事見積書・複数ページの請求書など、定型フォーマットを使う帳票に最適です。

テンプレートPDFを使うと、Puppeteer 生成の HTML コンテンツが透明背景として pdf-lib で合成され、ベクタ品質が保持されます。

なお、テンプレートPDF背景がなくても「ページ適用ルール」だけを使うことはできます。用紙設定でページ数を2以上に増やした時点でページ適用ルールのUIが現れ、最初のページ / 全ページ / 最後のページ / 指定ページ を各ページに割り当てられます。PDF背景は「既存フォーマットに重ねたい」ときだけ追加で使ってください。

1. テンプレート PDF のアップロード

テンプレートを保存した後、エディタ左サイドバーの「テンプレートPDF」セクションで「PDFをアップロード」ボタンをクリックし、背景に使う PDF ファイル(最大10ページ、50MB まで)を選択します。

テンプレートPDFセクション

テンプレートPDF

invoice_template.pdf
3ページ
テンプレートPDFを削除
  • アップロード後、デザイナのページ数が PDF のページ数と自動的に同期します(手動変更は無効化)
  • 各デザイナページの背景がグレーの placeholder で表示され、PDF のファイル名とページ番号がラベル表示されます(Step 3 で実 PDF プレビューに対応予定)
  • 再度アップロードすると古い PDF は自動的に削除されます
  • テンプレート保存前は「保存してから〜」のメッセージでボタンがグレーアウトします

2. ページ適用ルール

各デザイナーページには「適用ルール」を割り当てます。サイドパネル上のページの並び順がそのまま出力順になるので、P1 が出力の先頭、P{N} が末尾です。「最初のページ」は P1 にしか、「最後のページ」は最後のスロットにしかドロップダウンに現れません。

ページ適用ルールセレクタ(並び順 = 出力順)

ページ適用ルール

P1
最初のページ
P2
全ページ
P3
最後のページ
ページを追加

各行右側の ⋮ メニューから、上下移動・上下に追加・複製・削除が行えます。リスト下の 「+ ページを追加」ボタンは末尾に新しいデザイナーページを追加します。ページを移動・削除・複製したとき、要素のページ割り当てや「指定ページ」の出力番号、「次のページを強制追加」設定はすべて自動的に追従します。

⋮ メニュー内の操作: 上へ移動 / 下へ移動 / 上に追加 / 下に追加 / 複製 / 削除。最大10ページまで。テンプレートPDF背景を使っているテンプレートではPDFのページ数に固定されるため、これらの操作は無効化されます。

ルール
最初のページ
出力時の扱い
出力の先頭に1回だけ配置。このページにサブテーブル要素を置くと明細の最初のスライスを持つ。置かない場合はデータを持たない表紙として振る舞う
用途
タイトル・宛先・発行日+明細の冒頭を同居させた1ページ目。または表紙のみのページ
ルール
全ページ
出力時の扱い
サブテーブルの行数に応じて必要な枚数に自動複製。サブテーブルがない場合は1回だけ描画
用途
明細テーブルを含む本体ページ(最初のページが先頭スライスを持つ場合は継続用)
ルール
最後のページ
出力時の扱い
出力の末尾に1回だけ配置
用途
合計金額、振込先、約款、署名欄、控えページ
ルール
奇数ページ
出力時の扱い
出力の奇数ページ番号で「全ページ」を上書き
用途
見開き本の左ページ、奇数番固有の装飾
ルール
偶数ページ
出力時の扱い
出力の偶数ページ番号で「全ページ」を上書き
用途
見開き本の右ページ、偶数番固有の装飾
ルール
指定ページ
出力時の扱い
出力ページ番号を明示して1回だけ挿入(例:「3ページ目」)
用途
中扉、差し込みの説明ページ、特定位置の挨拶文
ルール
適用しない
出力時の扱い
このデザイナーページを出力しない
用途
参考用のデザイン、下書き、将来の予約ページ

「最初のページ」「全ページ」「最後のページ」「奇数ページ」「偶数ページ」は各1つまでしか設定できません。「指定ページ」「適用しない」は複数設定可能です。「全ページ」の複製はそのページにサブテーブル要素がある場合のみ発生します。

位置制約: 「最初のページ」は P1(先頭のデザイナーページ)にのみ、「最後のページ」は末尾のデザイナーページにのみ設定できます。デザイナーページの並び順が出力順と一致するため、たとえば「最後のページ」を P3 / 全3ページ構成にすればそのまま出力末尾になります。途中のスロットでは選択肢として現れません。

複数のルールが同じ出力ページに該当する場合の優先順位は次のとおりです:
最初のページ(先頭に固定)> 最後のページ(末尾に固定)> 指定ページ(指定番号に挿入)> 偶数/奇数ページ(パリティで置換)> 全ページ(既定の継続)

「最初のページ」と「最後のページ」が出力位置の先頭・末尾を独占するため、「指定ページ」は1ページ目以外の位置にだけ挿入できます(最初のページが存在する場合)。

見開きレイアウト(奇数/偶数ページ)

本の左右ページで余白やヘッダー位置を変えたい場合は、奇数ページと偶数ページに別々のデザインを用意します。 スケジューラはデータを「全ページ」のテーブル容量で分割しますが、各出力ページの描画には奇数/偶数の該当テンプレートを使います。 奇数/偶数ページのテーブル位置・サイズは「全ページ」と揃えておく必要があります。

指定ページで中扉を挿入

「指定ページ」を選ぶと「出力ページ番号」の入力欄が現れ、1〜100の任意のページ番号を指定できます。 例:3ページ目のみを中扉にしたい場合、そのデザイナーページに「指定ページ」を選び、出力ページ番号を 3 にします。 明細が流し込まれる出力において、3ページ目は明細の代わりに中扉が描画されます。

「最初のページ」と「全ページ」の使い分け

  • 「最初のページ(表紙のみ)+ 全ページ」構成: 1ページ目は案内のみ、明細は2ページ目から。1ページ目にはテーブルを置きません
  • 「最初のページ(明細あり)+ 全ページ」構成: 1ページ目に顧客情報と明細を同居させ、収まらない分は2ページ目以降のcontinuationデザインで続ける。1ページ目を節約したい請求書・見積書に最適
  • 「最初のページ + 全ページ + 最後のページ」構成: 表紙 → 明細続き → 合計・振込先 の3種類の見た目を使い分ける高度な構成

3. 設定例 — 3ページ構成の請求書

3ページのPDF(表紙・本体・裏表紙)を使って、明細行数に応じて自動的にページが増える請求書を作る例です。

設定例のページ構成

P1 最初のページ

ページ1(最初のページ)

顧客名、請求日、請求番号、挨拶文(テーブルなし=表紙として振る舞う)

P2 全ページ

ページ2(全ページ)

テーブル要素(サブテーブル: items)、ページ内小計

※ データ量に応じて複数ページに複製されます

P3 最後のページ

ページ3(最後のページ)

合計金額、振込先、会社情報

  1. 帳票設定 → 新規作成 → 「空のテンプレート」を選択し、名前を入力して保存
  2. サイドバーの「テンプレートPDF」から3ページのPDFをアップロード
  3. 各ページにルールを設定(P1=最初のページ / P2=全ページ / P3=最後のページ)。3ページ構成のPDFをアップロードするとデフォルトで自動割り当てされます
  4. ページ1に顧客情報・請求番号などのテキスト要素を配置(テーブルは置かない)
  5. ページ2にテーブル要素(サブテーブル連動モード)を配置し、itemsサブテーブルを選択
  6. ページ3に振込先情報を配置
  7. 保存
  8. 明細行が25行あるレコードで「帳票出力」→PDFをダウンロード

出力結果: 1(最初のページ)+ N(全ページ複製)+ 1(最後のページ)のPDF。1ページに収まる明細行数が10行なら、25行のレコードは最初のページ + 全ページ×3 + 最後のページ = 5ページのPDFになります。

注意事項

  • テンプレートPDF を使うと、Puppeteer 生成の HTML コンテンツが透明背景として pdf-lib で合成されます。ベクタ品質が保持されます
  • designPageCount・pageRules・templatePdf.pageCount の3つの値は API 側で整合性が検証されるため、齟齬があると保存できません

4. 設定例 — 1ページ目から明細を載せる請求書

1ページ目に顧客情報と明細の最初のスライスを同居させ、入りきらない行は2ページ目以降の継続デザインで続ける構成です。表紙として1ページまるごと使うのがもったいない小〜中規模の請求書に最適です。

1ページ目から明細を載せる構成

P1 最初のページ

ページ1(最初のページ、テーブルあり)

請求書タイトル、顧客情報、発行日、請求番号 + 明細テーブル(最初のスライス)

※ 明細行が1ページに収まる場合はここで完結

P2 全ページ

ページ2以降(全ページ)

継続ヘッダ「明細(続き)— {{company}} 御中」+ 明細テーブル(残りの行)

※ 必要なだけ複製されます

P3 最後のページ

ページ3(最後のページ)

合計金額 {{GRAND_SUM(amount)}}, 振込先, 備考

  1. 帳票設定 → 新規作成 → 「空のテンプレート」を選択し、名前を入力して保存
  2. 用紙設定でページ数を3に変更
  3. サイドバーの「ページ適用ルール」で P1=最初のページ / P2=全ページ / P3=最後のページ を選択
  4. ページ1に顧客情報・発行日・請求番号などのテキスト要素を配置
  5. ページ1の下半分にテーブル要素(サブテーブル連動)を配置し items サブテーブルを選択。テーブルのYは表紙要素の下にくるよう大きめの値にする
  6. ページ2の上部に「明細(続き)— {{company}} 御中」テキストを配置
  7. ページ2にテーブル要素を配置。ページ1に表紙要素がない分、Yを小さくしてheightを大きく取ると1ページにより多くの行が入る
  8. ページ3に {{GRAND_SUM(amount)}} を使った合計テキスト、振込先情報を配置
  9. 保存

出力結果: 13行の明細レコードで印刷すると、ページ1に4-6行、ページ2に残りの7-9行、最後に最後のページ = 3ページのPDF。25行の大きな明細レコードなら、ページ1 + ページ2+3+4(全ページ複製)+ 最後のページ = 5ページのPDF。明細行数が少なくても多くても、表紙にページを1枚丸ごと使う無駄が無くなります。

請求書管理アプリの「請求書 (1ページ目から明細)」プリセットテンプレートがこの構成の完成例です(デモ環境の seed-print-step2 で自動投入されます)。

ページ内計算機能

テキスト要素に特別なプレースホルダーを書き込むと、そのページに描画されているサブテーブル行を対象に自動的に集計します。 明細ページごとの小計や、全体合計の表示に使います。

プレースホルダー
{{PAGE_SUM(code)}}
計算内容
このページに含まれる行のcode 列の合計
{{PAGE_SUM(amount)}}
プレースホルダー
{{PAGE_COUNT}}
計算内容
このページに含まれる行数
{{PAGE_COUNT}}
プレースホルダー
{{PAGE_COUNT(code)}}
計算内容
このページで code 列が非空の行数
{{PAGE_COUNT(notes)}}
プレースホルダー
{{PAGE_MIN(code)}}
計算内容
このページの code 列の最小値
{{PAGE_MIN(price)}}
プレースホルダー
{{PAGE_MAX(code)}}
計算内容
このページの code 列の最大値
{{PAGE_MAX(price)}}
プレースホルダー
{{PAGE_AVG(code)}}
計算内容
このページの code 列の平均
{{PAGE_AVG(rating)}}
プレースホルダー
{{GRAND_SUM(code)}}
計算内容
全ページの code 列の合計
{{GRAND_SUM(amount)}}
プレースホルダー
{{GRAND_COUNT}}
計算内容
全ページの行数
{{GRAND_COUNT}}
プレースホルダー
{{GRAND_MIN(code)}}
計算内容
全ページの最小値
{{GRAND_MIN(date)}}
プレースホルダー
{{GRAND_MAX(code)}}
計算内容
全ページの最大値
{{GRAND_MAX(date)}}
プレースホルダー
{{GRAND_AVG(code)}}
計算内容
全ページの平均
{{GRAND_AVG(rating)}}

数値の表示形式(単位、桁区切り、小数点)はサブフィールドの設定に従います。例えば amount サブフィールドに「¥」単位と桁区切りが設定されていれば、{{PAGE_SUM(amount)}}の結果も「¥1,234,500」のように出力されます。

テキスト要素のプロパティパネルに「ページ内計算」というセクションがあり、一覧からワンクリックで挿入できます。

ページ内計算のスニペット挿入

ページ内計算

ページ内に流し込まれた行を対象に自動集計します

{{PAGE_SUM(code)}}{{PAGE_COUNT}}{{PAGE_MIN(code)}}{{PAGE_MAX(code)}}{{GRAND_SUM(code)}}

設定例 — 各ページ小計と全体合計

複数ページ請求書で「このページの小計」と「全体合計」を同時に表示する例です。

  1. 先述の「3ページ構成の請求書」設定を完了済みとします
  2. ページ 2 (明細) のテーブル要素の下にテキスト要素を追加
  3. テキスト内容: このページの小計: {{PAGE_SUM(amount)}}
  4. ページ3(最後のページ)に別のテキスト要素を追加
  5. テキスト内容: 請求金額合計: {{GRAND_SUM(amount)}}
  6. 保存して明細行が多いレコードで印刷

出力結果: 各全ページに「このページの小計: ¥XXX,XXX」が表示され、最後のページに「請求金額合計: ¥X,XXX,XXX」が表示されます。ページごとに値が変わることが確認できます。

補足

  • テーブルを持たない最初のページ・最後のページで PAGE_* を使った場合、そのページには明細行がないため、SUM は 0、COUNT は 0、MIN/MAX/AVG は空文字列になります。こうしたページでは GRAND_* を使ってください
  • ページ内計算はテンプレートPDF や pageRules を使わない単一ページテンプレートでも機能します(そのときは PAGE_ と GRAND_ の結果が同じになります)

要素の表示ページ

要素がどの出力ページに描画されるかは、その要素が置かれているデザイナーページのページ適用ルールだけで決まります。要素自体には表示制御の設定はありません — 置き場所で全てが決まる単一のモデルです。

したいこと
タイトル、宛先、発行日を1ページ目にだけ表示
どのページに置くか
「最初のページ」ルールのデザイナーページに置く
したいこと
会社ロゴ・ページ番号を全ての出力ページに表示
どのページに置くか
「全ページ」ルールのデザイナーページに置く(テーブルがなければ各出力ページにそのまま描画される)
したいこと
合計金額・振込先・署名欄を最終ページだけに表示
どのページに置くか
「最後のページ」ルールのデザイナーページに置く
したいこと
中扉や説明ページを特定の位置に挟む
どのページに置くか
「指定ページ」ルールのデザイナーページに置く

要素を別のデザイナーページに移したいときは、エディタ上でドラッグして目的のページまで移動するだけです。要素が属するページは、その時点で置かれているデザイナーページで自動的に決まります。

改ページルールと次のページ強制追加

データに応じて明細の途中で強制的に改ページしたいときや、ページが足りなくても必ず次のページを追加したいときに使う仕組みです。

1. キーフィールドによる自動改ページ

サブテーブルの特定フィールドの値が変化した行で改ページします。カテゴリやセクションごとに明細ページを区切りたいときに有効です。

キーフィールドの設定

改ページルール

キーフィールド
category

例:category が「食品」「日用品」「家電」の順で並んでいる場合、カテゴリが切り替わる行で改ページされます。同じカテゴリが長く続くなら、容量が許す限り1ページに収まります。

2. データ条件による自動改ページ

サブテーブルの行を走査して、特定の条件に合致した行で改ページします。文字列・数値・日付向けに 10 種類の演算子 (=, ≠, <, ≦, >, ≧, 含む, 含まない, 始まる, 終わる) を使って細かく条件を組み立てられます。

データ条件の設定

改ページルール

データ条件
amount
〜より大きい
100000
演算子
〜を含む
意味
文字列の部分一致
演算子
〜を含まない
意味
部分一致しない
演算子
〜と等しい
意味
完全一致
演算子
〜と等しくない
意味
完全不一致
演算子
空である / 空でない
意味
空文字判定
演算子
〜より大きい / 以上
意味
数値比較(> / >=)
演算子
〜より小さい / 以下
意味
数値比較(< / <=)

3. 次のページを強制追加

「最初のページ」ルールのデザイナーページに表示される「次のページを強制追加」チェックを入れると、データが少なくても必ず末尾に空の継続ページを1枚追加します。例えば「データ量にかかわらず必ず2ページ以上にしたい契約書・申込書」などで使います。

次のページを強制追加(最初のページのみ)

P1
最初のページ
次のページを強制追加

利用条件

  • 「最初のページ」ルールのページにのみ設定できます(他のルールでは選択肢として現れません)
  • テンプレートに継続ルール(「全ページ」「奇数ページ」「偶数ページ」のいずれか)が最低1つ必要です。無い状態で保存するとバリデーションエラーになります

動作:チェックを入れると、明細行が尽きて出力すべきデータが無くなっても、継続ルール(全ページ/奇数ページ/偶数ページ)のレイアウトを使った空の継続ページが末尾に1枚追加されます。

配置方式(固定 / 相対)

各要素には「固定」と「相対」の2つの配置方式があります。 デフォルトは「相対」です。プロパティパネルの配置方式トグルで切り替えます。

配置方式トグル(プロパティパネル)

配置方式

固定
相対
配置方式
相対(デフォルト)
動作
エディタ上の位置 + 上にあるテーブルの伸び分だけ自動的に下へ移動
用途
テーブルの下に配置する要素全般(振込先、備考、署名欄など)
配置方式
固定
動作
エディタ上のY座標そのまま。テーブルが伸びても動かない
用途
ヘッダー、ロゴ、ページ枠線など固定位置の要素

「相対」配置の仕組み: エディタ上で要素より上に配置されているテーブルのデータ行数が増えると、 テーブルの高さが設計時より伸びます。その伸び分だけ、相対配置の要素は自動的に下にシフトします。 複数のテーブルがある場合は、上にある全テーブルの伸び分が累積されます。 また、要素がページの下端を超える場合は自動的に改ページされ、次のページの上端に配置されます。

「固定」配置は余白(マージン)内にも要素を配置できます。会社ロゴをページ上端に配置したり、 ページの枠線を余白ぎりぎりに配置する場合などに使用します。

グループ化

複数の要素をグループにまとめると、一体として移動でき、配置方式も統一できます。

ツールバーのグループ操作ボタン

グループ化
グループ解除
  1. Shift+クリックで複数の要素を選択、またはページ余白をドラッグしてマーキー選択 (矩形内の全要素を一括選択)
  2. ツールバーのグループ化ボタンをクリック (または
    Ctrl
    +
    G
    )
  3. グループ内の要素をドラッグすると全体が一緒に移動
  4. グループが選択されているときに表示される紫色の点線枠の右下角ハンドルをドラッグすると、グループ全体を比例拡大・縮小できます
  5. グループを選択中に
    Ctrl
    +
    D
    グループごと複製
  6. グループを解くには
    Ctrl
    +
    Shift
    +
    G
    またはツールバーの解除ボタン

グループ編集モード

グループに含まれる要素を個別に移動・リサイズしたいとき、一度グループを解除せずともグループ編集モードに入ることで、グループを保持したまま中の要素を編集できます。Figma や Illustrator と同じ挙動です。

  1. グループ内の任意の要素をダブルクリックします
  2. ツールバー右側に紫色の「グループ編集中」バナーが表示されます
  3. グループ外の要素は半透明表示になり、編集中のグループの要素だけが通常の見え方になります
  4. この状態ではグループ内の要素をドラッグするとその要素だけが移動します (グループ全体は動きません)
  5. 編集を終えるには:
    • バナーの「終了」ボタンをクリック
    • または
      Esc
      キー
    • またはグループ外 (グレー背景、または別のグループ / 要素) をクリック

グループ編集モードのバナー

グループ編集中: 振込先終了

グループの比例拡大・縮小

グループ化した要素は、まとめて拡大・縮小できます。グループ内のいずれかの要素を選択すると、グループ全体を囲む紫色の点線枠が表示され、右下角に小さな紫色のハンドルが現れます。このハンドルをドラッグすると、グループ内の全要素の位置とサイズが比例的に拡大・縮小されます。

  • 個別の要素だけをリサイズしたい場合は、先にダブルクリックでグループ編集モードに入ってから、要素の右下ハンドルを操作します
  • グループの比例リサイズは X 方向と Y 方向が独立です (高さだけ・幅だけ変えることもできます)
  • フォントサイズは自動スケールしません。テキストの可読性を保ちながらレイアウトだけを拡大・縮小できます

マーキー選択 (矩形ドラッグ選択)

ページの余白 (要素の上ではない場所) でマウスをドラッグすると、青い矩形が表示され、その矩形と重なるすべての要素が一括選択されます。複数の要素をまとめて操作したいとき、Shift+クリックで 1 つずつ選ぶより高速です。

  • ドラッグ開始時に Shift キーを押していると既存の選択に追加 (加算選択)
  • 矩形と一部でも重なる要素が全て選択されます (完全に囲む必要はありません)
  • マーキー選択後、そのまま
    Ctrl
    +
    G
    でグループ化すると流れるように操作できます

グループのプロパティ(紫の囲み)

振込先
X
15
Y
160

配置方式

固定
相対

グループ名

振込先
  • 配置方式 -- グループ全体の配置方式を設定。「相対」にするとテーブルの伸びに追従
  • グループ解除 -- 各要素が現在の絶対座標に戻り独立した要素に戻る
  • グループ内の要素の位置は dX/dY(グループ原点からの相対座標)で表示

要素のロック

要素をロックすると、ドラッグ・リサイズ・削除・矢印キーによる移動が無効になり、誤操作を防止できます。 ロックされた要素はクリックして選択することは可能です。

  • ロック/ロック解除: 右クリックメニューから「ロック」/「ロック解除」を選択
  • Ctrl
    +
    L
    で選択中の要素のロックをトグル
  • Ctrl
    +
    Alt
    +
    L
    で全要素を一括ロック解除
  • ロック中の要素には バッジが表示されます

ズーム操作

キャンバスの表示倍率を 15%~400% の範囲で連続的に変更できます。

操作
Ctrl
+ マウスホイール
説明
カーソル位置を中心にズームイン/アウト(カーソルの下の点が画面上で固定されます)
操作
Ctrl
+
=
/
Ctrl
+
-
説明
ズームイン / ズームアウト
操作
Ctrl
+
0
/
Ctrl
+
1
説明
100% にリセット
操作
ドロップダウンプリセット
説明
30% / 50% / 75% / 100% / 125% / 150% / 200% から選択

Grid トグルボタンでグリッド線の表示とスナップを同時に ON/OFF できます。

右クリックメニュー

キャンバス上で右クリックするとコンテキストメニューが表示されます。各項目にはキーボードショートカットのヒントも表示されます。

右クリックメニュー

切り取りCtrl+X
コピーCtrl+C
貼り付けCtrl+V
複製Ctrl+D
最前面へCtrl+Shift+]
最背面へCtrl+Shift+[
グループ化Ctrl+G
グループ解除Ctrl+Shift+G
ロックCtrl+L
削除Delete

背景画像

既存の帳票フォーマット(画像)を背景に設定し、その上に要素を重ねてデザインできます。テンプレート編集画面上部の「背景を追加」ボタンから画像をアップロードし、透過度を調整してください。

QRコード・バーコード

フィールドの値や固定テキストからコードを自動生成して帳票に印刷できます。

QRコードのプロパティ

データソース

URL フィールド

誤り訂正レベル

M (15%)

文字色

背景色

バーコード要素は CODE128 / EAN-13(JAN-13)/ ITF(Interleaved 2 of 5)/ Code 39 の4形式に対応しています。 プロパティパネルの「バーコード形式」から選択してください。

形式
CODE128
用途
汎用。英数記号を含むASCII
入力仕様
印字可能ASCII。長さ可変
形式
EAN-13 / JAN-13
用途
商品流通コード
入力仕様
数字12桁(チェックデジット自動付与)または13桁(検証)
形式
ITF
用途
物流ラベル・外装箱
入力仕様
数字のみ。奇数桁は先頭に 0 を自動補完
形式
Code 39
用途
工業タグ・在庫管理
入力仕様
半角英数字と - . $ / + % 空白。小文字は自動で大文字化

形式に合わない値(EAN-13 で英字、Code39 で * など)が渡された場合、バーコード領域には「Barcode Error」のプレースホルダが描画され、出力を失敗させません。

キーボードショートカット

操作
元に戻す(Undo)
ショートカット
Ctrl
+
Z
操作
やり直す(Redo)
ショートカット
Ctrl
+
Y
/
Ctrl
+
Shift
+
Z
操作
切り取り
ショートカット
Ctrl
+
X
操作
コピー
ショートカット
Ctrl
+
C
操作
ペースト
ショートカット
Ctrl
+
V
操作
複製 (グループの場合はグループごと)
ショートカット
Ctrl
+
D
操作
マーキー選択 (矩形で一括選択)
ショートカット
ページの余白をドラッグ
操作
全選択 (ページ内)
ショートカット
Ctrl
+
A
操作
グループ内の全メンバーを選択
ショートカット
グループ編集モード中に
Ctrl
+
A
操作
縦横比を保ってリサイズ
ショートカット
リサイズハンドルを
Shift
+ ドラッグ
操作
グループ化
ショートカット
Ctrl
+
G
操作
グループ解除
ショートカット
Ctrl
+
Shift
+
G
操作
グループ編集モードに入る
ショートカット
グループ内の要素をダブルクリック
操作
グループ編集モードを終了
ショートカット
Escape
/ 背景クリック / バナーの「終了」
操作
ロック / ロック解除
ショートカット
Ctrl
+
L
操作
全ロック解除
ショートカット
Ctrl
+
Alt
+
L
操作
手のひらツール (一時切替)
ショートカット
Space
長押し
操作
ズームイン
ショートカット
Ctrl
+
=
/
Ctrl
+
+
操作
ズームアウト
ショートカット
Ctrl
+
-
操作
100% にリセット
ショートカット
Ctrl
+
0
/
Ctrl
+
1
操作
カーソル位置でズーム
ショートカット
Ctrl
+ マウスホイール
操作
微調整 (1mm 単位)
ショートカット
/
/
/
操作
微調整 (10mm 単位)
ショートカット
Shift
+ 矢印キー
操作
1 つ前面へ
ショートカット
Ctrl
+
]
操作
最前面へ
ショートカット
Ctrl
+
Shift
+
]
操作
1 つ背面へ
ショートカット
Ctrl
+
[
操作
最背面へ
ショートカット
Ctrl
+
Shift
+
[
操作
要素の削除
ショートカット
Delete
/
Backspace
操作
複数選択
ショートカット
Shift
+ クリック /
Ctrl
+ クリック
操作
テキストのインライン編集
ショートカット
テキスト要素をダブルクリック
操作
インライン編集の終了
ショートカット
Escape
/ 他の場所をクリック
操作
右クリックメニュー
ショートカット
右クリック

帳票の出力方法

帳票はレコード詳細画面からの単一出力と、レコード一覧画面からの一括出力の2通りで出力できます。

  • レコード詳細画面: 単一レコードの PDF を出力
  • レコード一覧画面: 選択した全レコードを 1 PDF に結合して一括出力

レコード詳細画面からの出力

  1. レコード詳細画面を開く
  2. 帳票出力」ボタンをクリック
  3. 使用するテンプレートを選択 → PDFが直接ダウンロードされます

テンプレートに「PDF保存先」フィールドが設定されている場合、「レコードに保存」メニューも表示されます。クリックすると生成したPDFがレコードの添付ファイルフィールドに保存されます。同じテンプレートで再保存すると上書きされます。

レコード一覧画面からの一括出力

レコード一覧画面でチェックボックスで複数レコードを選択し、「一括帳票出力」ボタンからテンプレートを選択します。選択した各レコードの帳票が連結された 1 PDF(最大 50 件)がダウンロードされます。連結印刷を有効にしたテンプレートでは、グリッド配置で出力されます。

対応用紙サイズ

サイズ
A3
寸法 (mm)
297 x 420
用途
大判図面、ポスター
サイズ
A4
寸法 (mm)
210 x 297
用途
標準(請求書、見積書など)
サイズ
A5
寸法 (mm)
148 x 210
用途
納品書、注文書
サイズ
A6
寸法 (mm)
105 x 148
用途
伝票、メモ
サイズ
B4 (JIS)
寸法 (mm)
257 x 364
用途
賞状、履歴書
サイズ
B5 (JIS)
寸法 (mm)
182 x 257
用途
雑誌サイズ
サイズ
はがき
寸法 (mm)
100 x 148
用途
郵便はがき
サイズ
長形3号封筒
寸法 (mm)
120 x 235
用途
定形封筒
サイズ
角形2号封筒
寸法 (mm)
240 x 332
用途
A4が入る封筒

連結印刷

連結印刷を使うと、複数のレコードを1ページにグリッド状に並べて印刷できます(例: 2列 x 4行 = 1ページ8レコード)。 テンプレートでは1つのカードレイアウトだけをデザインし、システムが各レコードのデータでそれを複製してグリッドに配置します。

設定方法

ドキュメントタブの「連結印刷」セクションで設定します。

  1. サイドバーの「ドキュメント」タブを開き、「連結印刷」セクションを展開
  2. 連結印刷をONにする
  3. 列数行数を指定(例: 2列 x 4行)
  4. 必要に応じて横間隔縦間隔(mm)を設定
  5. キャンバスに表示される1つ目のセル領域内に要素を配置してデザイン

連結印刷の設定

連結印刷

列数

2

行数

4

横間隔 (mm)

3

縦間隔 (mm)

3

出力方法

  1. レコード一覧でチェックボックスで複数レコードを選択
  2. 一括帳票出力」ボタンから連結印刷テンプレートを選択
  3. 選択したレコードがグリッド配置されたPDFがダウンロードされます

レコード数がページの容量(列数 x 行数)を超える場合、自動的に複数ページに分割されます。

差し込み印刷(ラベル印刷)

差し込み印刷を使うと、1ページに複数のレコードをタイル配置して印刷できます。 宛名ラベルや名刺、バーコードラベルなどの用途に最適です。 1 枚のテンプレートをそのままグリッドに敷き詰めるので、シンプルかつ既存テンプレートを流用しやすいのが特徴です。

設定方法

  1. テンプレートの用紙設定で「差し込み印刷」をONにする
  2. 列数・行数を指定(例: 2列×5行 = 1ページ10枚のラベル)
  3. 必要に応じて横間隔・縦間隔(mm)を設定
  4. キャンバスにオレンジの破線でセルの境界が表示されるので、1セル目の範囲内に要素を配置してデザイン

差し込み印刷の設定

差し込み印刷

列数

2

行数

5

横間隔 (mm)

5

縦間隔 (mm)

5

出力方法

  1. レコード一覧でチェックボックスで複数レコードを選択
  2. 一括帳票出力」ボタンから差し込み印刷テンプレートを選択
  3. 選択したレコードがグリッド配置されたPDFがダウンロードされます

レコード数がページの容量(列数×行数)を超える場合、自動的に複数ページに分割されます。

テンプレートのインポート/エクスポート

テンプレートをJSONファイルとして書き出し、別のアプリに取り込むことができます。

エクスポート

テンプレート一覧の各テンプレートにあるダウンロードボタン()をクリックすると、テンプレート定義がJSONファイルとしてダウンロードされます。用紙設定、要素、グループ、ヘッダー/フッター、差し込み設定などが含まれます。

インポート

  1. テンプレート設定画面の「インポート」ボタンをクリック
  2. エクスポートしたJSONファイルを選択
  3. テンプレートが「(インポート)」付きの名前で作成されます

インポート後、テンプレート名やフィールドの対応を必要に応じて編集してください。フィールドコードが一致しないアプリにインポートした場合、該当フィールドは空欄で出力されます。

ヒント

  • スナップ機能(1mm/5mm/10mm)を使うと、要素をグリッドに合わせて正確に配置できます
  • グリッド表示をONにすると、位置関係が視覚的にわかりやすくなります
  • テーブルの罫線太さを0にすると、罫線なしの配置テーブルとして使えます
  • テーブルの下に配置する要素は「相対」配置(デフォルト)にしておくと、データ量に応じて自動的に位置が調整されます
  • ヘッダーやロゴなど全ページに出したい要素は「固定」配置にして、「全ページ」ルールのデザイナーページに置くと毎ページに表示されます
  • テキスト要素をダブルクリックすると、キャンバス上で直接テキストを編集できます
  • プリセットテンプレートをベースにカスタマイズすると、効率的に帳票を作成できます
  • ヘッダー/フッターは用紙設定から有効にできます。ページ番号・日付・フィールド値などのプレースホルダーを挿入可能です
  • 相対配置の要素に「改ページ」を設定すると、その要素の前で強制的にページを分割できます
  • テンプレート設定で「PDF保存先」に添付ファイルフィールドを指定すると、帳票PDFをレコードに直接保存できます
  • 定型の PDF フォーマットをテンプレート背景に取り込むと、ベクタ品質を保ったままフィールドを重ねて出力できます
  • ページ適用ルール(最初のページ/全ページ/最後のページ)を使うと、明細行数に応じて自動的に「全ページ」ルールのページが複製されます。長大な請求書や工事見積書を1つのテンプレートでカバーできます
  • ページ内計算 {{PAGE_SUM(code)}} で各ページの小計を、{{GRAND_SUM(code)}} で全体合計を表示できます
  • 連結印刷を使うと、1ページに複数レコードをグリッド配置できます。名刺・宛名ラベル・バーコードラベルなどの用途に最適です