他ツールからの移行

Excel / スプレッドシート や、他のノーコードツールから Raxel への移行手順を説明します。 データの取り込みは主に CSV で行い、フォーム (フィールド) は自動認識または手動設計します。

1. Excel / スプレッドシート から移行する

Excel ファイル (.xlsx) または CSV から、データとフィールド構成を自動認識してアプリを作成できます。

  • アプリ作成画面で「CSV インポート」または「Excel インポート」を選択
  • ファイルをアップロード → 1 行目のヘッダーをフィールド名として自動認識
  • 各列のデータ型 (テキスト/数値/日付/ドロップダウン 等) をプレビューで確認・調整
  • 「作成」をクリック → フィールド構成 + データ投入が完了

列のデータ型は以下の規則で自動推定されます:

入力データの例
2024-01-15 / 2024/1/15
推定されるフィールド型
日付
入力データの例
2024-01-15 10:30 / ISO 日時
推定されるフィールド型
日時
入力データの例
10:30
推定されるフィールド型
時刻
入力データの例
123 / 1,234.56
推定されるフィールド型
数値
入力データの例
http:// / https://
推定されるフィールド型
リンク
入力データの例
user@example.com
推定されるフィールド型
リンク (メール)
入力データの例
-03-1234-5678
推定されるフィールド型
リンク (電話)
入力データの例
決まった選択肢 (例: "進行中" / "完了") が繰り返し出現
推定されるフィールド型
ドロップダウン (候補を自動抽出)
入力データの例
上記以外
推定されるフィールド型
文字列

2. 他のノーコードツールから移行する

他のノーコードツールから移行する場合も、CSV エクスポート経由で移行するのが確実です。

  • 移行元のツールで各アプリ/テーブルを CSV としてエクスポート
  • Raxel で新規アプリ作成 → CSV インポート
  • 添付ファイルがある場合は、先に別途アップロードしてから URL 参照に置き換える
  • 複数アプリが関連し合う場合は、キー (顧客 ID 等) を共通のフィールドとして保持しておくと、インポート後に ルックアップ で再接続できる

3. 概念の対応表

他のノーコードツールで使われがちな概念と、Raxel での呼び方の対応を示します。

一般的な呼び方
アプリ / データベース / テーブル
Raxel での呼び方
アプリ
備考
1 つのフォーム + レコード群
一般的な呼び方
フィールド / 列 / カラム
Raxel での呼び方
フィールド
備考
フォームの入力項目
一般的な呼び方
レコード / 行 / エントリ
Raxel での呼び方
レコード
備考
フォームに入力された 1 件のデータ
一般的な呼び方
ビュー / 表示 / ダッシュボード
Raxel での呼び方
ビュー
備考
フィルタ・ソート・列の保存セット
一般的な呼び方
プロセス管理 / ステータス管理
Raxel での呼び方
ワークフロー
備考
承認フローと状態遷移
一般的な呼び方
プラグイン / 拡張 / アドオン
Raxel での呼び方
拡張機能
備考
アプリ単位で ON/OFF (ほとんどの機能は標準搭載)
一般的な呼び方
部門 / ワークスペース
Raxel での呼び方
スペース
備考
複数アプリをグループ化するフォルダ
一般的な呼び方
共通管理 / 全体設定
Raxel での呼び方
システム管理
備考
メンバー管理・セキュリティ等
一般的な呼び方
REST API / Webhook
Raxel での呼び方
同じ
備考
標準で利用可

4. 機能の代替ガイド

他ツールではプラグイン購入や外部サービス連携が必要だった機能が、Raxel では標準搭載されています。

機能
カンバンビュー
他ツールでよくある対応
プラグイン or 外部ツール
Raxel での扱い
アプリ設定→拡張機能で有効化するだけ
機能
ガントチャート
他ツールでよくある対応
プラグイン
Raxel での扱い
同上 (日付フィールドを 2 つ用意)
機能
帳票 PDF 出力
他ツールでよくある対応
プラグイン
Raxel での扱い
帳票テンプレートで差し込み印刷
機能
メール一斉配信 / シナリオ
他ツールでよくある対応
別 SaaS (MA ツール) や有料プラグインで配信機能を補う必要
Raxel での扱い
テンプレート・シナリオ配信・分析・バウンス管理を標準搭載 (送信は SMTP / OAuth で SendGrid / SES / Gmail 等と接続)
機能
条件付き書式 (行の色)
他ツールでよくある対応
JS カスタマイズ or プラグイン
Raxel での扱い
アプリ設定→条件付き書式で GUI 設定
機能
関連レコード集計
他ツールでよくある対応
プラグイン or 計算フィールドで自力
Raxel での扱い
関連レコード集計フィールドで GUI 設定
機能
公開フォーム
他ツールでよくある対応
プラグイン or 外部フォーム連携
Raxel での扱い
アプリ設定→公開フォームで作成
機能
SAML SSO
他ツールでよくある対応
上位プラン限定
Raxel での扱い
全プランで標準

5. 移行時の注意点

  • 添付ファイル — CSV では元ファイルは移行されません。既存ファイルは手動で各レコードに添付する必要があります
  • 権限設定 — 移行前ツールの権限は CSV には含まれないため、Raxel のアプリ設定で再度設定が必要です
  • フィールド間の計算式 — 計算フィールドは Raxel 側で再定義する必要があります (計算フィールドの式 58 種類の関数に対応)
  • ワークフロー — ステータス遷移ルールは Raxel のワークフロー設定で再構築する必要があります
  • 関連付けのキー — 他アプリとの参照関係を維持するには、共通のキー (顧客 ID など) が両側に存在する必要があります

6. 段階的な移行の進め方

一度に全アプリを移行するのではなく、以下の順で段階的に進めるのがおすすめです。

  • ステップ 1: 代表的な 1 アプリ (例: 顧客管理) だけ移行して、少人数で運用テスト
  • ステップ 2: 周辺アプリ (案件管理など、代表アプリを参照する関連アプリ) を追加移行。ルックアップで接続
  • ステップ 3: 拡張機能 (カンバン / ガント / 帳票 / メール等) を段階的に有効化
  • ステップ 4: 全メンバーへ展開。ワークフロー / 権限 / 通知を本番用に仕上げる