アプリのデータの書き出し

契約の中のアプリの定義・レコード・添付ファイルなどを、ZIP にまとめて手元へ持ち出します。社内での保管や、別のシステムへ移すときに使います。

画面から手動で実行し、実行のときのアプリのデータをまとめて書き出します。スタンダードコースの機能で、実行できるのは契約者とシステム管理者だけです。API トークンや外部の AI の接続からは実行できません。

バックアップとの違い

単位
アプリごと
主な用途
raxel の中で、ある時点のアプリへ戻す
単位
1 つのアプリのレコード
主な用途
見えている行を表計算で扱う
機能
アプリのデータの書き出し
単位
契約の中のすべてのアプリ
主な用途
データ一式を raxel の外へ持ち出す

書き出した ZIP から raxel へ戻す機能はありません。raxel の中で元に戻すにはバックアップを使ってください。

開始の前に知っておくこと

  • 閲覧を制限したデータも含みます。行や項目の閲覧制限を受けずに書き出す、ただ 1 つの機能です。実行する人が普段は見られない行・項目も ZIP に入ります
  • すべてのシステム管理者に知らせます。開始・完了・失敗・取消を、通知とメールで知らせます。個人の設定では止められません
  • 1 時点の写しではありません。処理には時間がかかり、その間に変わったレコードは、どの時点の値が入るか保証されません。そろえたいときは、更新の少ない時間帯に実行してください
  • ZIP は完了から 7 日で消えます。期限を過ぎるとダウンロードできません。もう一度実行してください
  • 操作は監査ログに残ります (開始・完了・失敗・取消・ダウンロードの URL の発行)

書き出しの手順

  1. 左パネルの一番下の自分の名前をクリックし、メニューの「システム管理」→「アプリのデータの書き出し」を開く (システム管理者・オーナーにだけ表示されます)
  2. 必要なら「変更履歴も含める」を選ぶ (その分だけ見積もりが増えます)
  3. 見積もりと枠の残りを確かめる。足りないときは追加パックを購入する
  4. 「書き出しを開始」を押し、もう一度認証する

書き出しは 1 つの契約で同時に 1 本です。処理が混み合っている間は順番を待ち、普段の画面の操作を優先して少しずつ進みます。

書き出すもの

対象
アプリ
形
通常のアプリとアーカイブしたアプリ
備考
ゴミ箱のアプリは含みません
対象
レコード
形
CSV
備考
ゴミ箱の行は別の CSV に分けます。テストのレコードは含みません
対象
テーブル (サブテーブル)
形
親と別の CSV
備考
親のレコード番号で結べます
対象
ファイル
形
そのまま
備考
レコード・コメントの添付、リッチテキストの本文内画像
対象
コメント・ワークフローの処理履歴
形
CSV
備考
—
対象
項目・ビュー・権限の定義
形
JSON
備考
API トークンなどの秘密の情報は含みません
対象
利用者・グループ・組織の名簿
形
CSV
備考
契約で 1 つ。CSV の中の人の値と突き合わせられます
対象
変更履歴
形
CSV
備考
開始のときに選んだ場合だけ

含めないもの: API トークン、Webhook の設定、帳票、メール共有、スペースのスレッド、監査ログ、実行の記録、下書き、どこからも使われていないファイル、定期の出力で作ったファイル。

値の形

  • 選択の項目はラベルで出します。ユーザー選択は「名前 <メールアドレス>」で出します
  • 添付の列には、ZIP の中の相対パスが入ります
  • リッチテキストの本文内画像は、ZIP の中のファイルを指すように書き換えます
  • CSV は最大 5 万行で分けます

ZIP の中の形

  • 1 つの ZIP は最大 2 GB です。大きいデータは複数の ZIP に分かれます
  • フォルダ名はアプリの id です。アプリ名との対応は目録 (manifest.json) に書かれています
  • レコードなどは apps フォルダの下のアプリの id のフォルダに、ファイルは files フォルダの下の添付の id のフォルダに入ります
  • 全部の ZIP の一覧は、ZIP と別に作る目録 (manifest.json) に書かれています

進み具合と取消

画面の「書き出しの履歴」に、作り終えた ZIP の数が出ます。実行中でも画面を閉じてかまいません。実行の間はいつでも取り消せます (再認証は要りません)。 失敗・取消のときは、作った ZIP を全部消して、確保した容量を戻します。途中の ZIP はダウンロードできません。

ダウンロード

  • 完了した実行の「ZIP の一覧」から、ZIP ごとにダウンロードします
  • URL の発行には再認証が必要です。発行した URL は 5 分で使えなくなります
  • URL の発行は 1 つの ZIP につき 5 回までです。途中で切れて取り直した分も 1 回に数えます

一部欠け

読めなかったファイルがあっても、実行は止めずに「一部欠け」で完了します。画面に件数が出ます。何が欠けたかと理由は、目録 (manifest.json) で確かめられます。 ただし、ファイルが 20 件続けて読めないときは保管先の障害とみなし、実行は失敗になります。しばらくしてからもう一度実行してください。

理由
not_found
意味
ファイルの実体や記録が見つからなかった
理由
not_owned
意味
そのレコードのものではないファイルを指していた
理由
too_large
意味
1 つの ZIP に収まらない大きさだった
理由
read_failed
意味
何度か読み直しても読めなかった
理由
truncated
意味
定義 (definition.json) の一部が大きすぎて切り詰められた (種類は definition)
理由
deleted_during_export
意味
書き出しの間に削除された

容量

ダウンロードの費用を守るため、書き出せる量に枠があります。開始のときに見積もりの全額を確保し、完了のときに実際の量で精算して差を戻します。実際の量が見積もりを超えても、超えた分の請求はありません。

  • 毎月の無料枠: 契約のユーザー数 × 1 GB (日本時間の暦月で数え直します)
  • 追加パック: 10 GB で 500 円の買い切りです。購入から 12 か月有効で、購入できるのは契約者です
  • 無料枠を先に使い、次に期限の近いパックを使います
  • 書き出した ZIP は、契約のファイル容量には数えません

解約との関係

解約の後は書き出せません。必要なデータは、契約が有効な間に書き出してください。実行中に契約が終わると、その実行は失敗になります。契約のデータの消去が始まると、受付は止まり、実行中の書き出しも止まって ZIP も消えます。