入力ルール レコードの保存・編集時に動作するルールを設定できます。「アプリ設定」→「入力ルール」から、 3種類のルール(カスタムバリデーション・自動入力・表示/非表示)をタブで切り替えて設定します。
ルールの種類 3種類のタブ
カスタムバリデーション 条件に該当する入力をエラーで拒否
自動入力 条件に該当する場合、他フィールドの値を自動設定 表示/非表示 条件に応じてフィールドを動的に表示切替 共通: 条件の組み立て 3種類すべてのルールは「条件」をベースに動作します。条件は複数設定でき、AND/OR で組み合わせられます。
判定対象のフィールドを選択 演算子を選択 比較する値、または比較する別フィールドを指定 必要に応じて条件を追加(AND/OR) 利用できる演算子 演算子 対応フィールド型 = / ≠ すべて 含む / 含まない テキスト、チェックボックス、複数選択 > / < / ≥ / ≤ 数値、日付、日時、時刻 空 / 空でない すべて
対応フィールド型 テキスト、チェックボックス、複数選択
※ フィールド型により使える演算子が絞り込まれます。ドロップダウン/ラジオは等価演算と空判定のみ、チェックボックス/複数選択は含む/含まないと空判定のみ。
フィールド同士の比較 条件の比較値には「固定値」だけでなく「別のフィールド」も指定できます。 例えば「開始日 < 終了日」「発注額 > 見積額」のような比較が可能です。
大小比較(> / >= / < / <=)は、どちらかの値が未入力のときは成立しません 。未入力は「0」でも「いちばん小さい値」でもなく 「まだ分からない」として扱います(データベースの NULL 比較と同じ考え方です)。 たとえば「対応完了日 < 受付日 ならエラー」というルールを作っても、 完了日がまだ空のレコードがそのルールで保存できなくなることはありません。 「未入力かどうか」を条件にしたいときは 空 / 空でない の演算子を使ってください。
1. カスタムバリデーション 条件に該当する場合、保存を拒否してエラーメッセージ を表示します。
条件を満たすと保存ボタンでエラーになる エラーメッセージは自由に入力可能(日本語・英語等) 複数のルールを設定可能(すべてのルールをパスしないと保存できない) フォームからの保存だけでなく、アクションによるレコード転記・レコードの複製・データパイプラインの書き込み にも適用されます(違反したレコードは作成・更新されません) 2. 自動入力 条件に該当する場合、指定したフィールドに値を自動的にセットします。
項目 説明 トリガー 作成時 / 編集時 / 両方 — いつ自動入力を実行するか 対象フィールド 値をセットするフィールド セット方法 固定値 / 別フィールドからコピー / 動的な値 / 丸め セット値 固定値の場合は直接入力、コピーの場合はコピー元フィールドを選択、動的な値の場合は種別を選択、丸めの場合は単位と方向を選択 書き込みモード 空のときのみ設定(入力値を優先)/ 常に自動設定(ルールの値で固定) フォームでの表示 読み取り専用で表示 / 非表示 —「常に自動設定」のときのみ選択可。非表示は作成・編集フォームに出しません(詳細画面・一覧には表示されます)
説明 作成時 / 編集時 / 両方 — いつ自動入力を実行するか
説明 固定値 / 別フィールドからコピー / 動的な値 / 丸め
説明 固定値の場合は直接入力、コピーの場合はコピー元フィールドを選択、動的な値の場合は種別を選択、丸めの場合は単位と方向を選択
説明 空のときのみ設定(入力値を優先)/ 常に自動設定(ルールの値で固定)
説明 読み取り専用で表示 / 非表示 —「常に自動設定」のときのみ選択可。非表示は作成・編集フォームに出しません(詳細画面・一覧には表示されます)
動的な値
固定値の代わりに、保存時点で確定する動的な値をセットできます。対象フィールドの型に合う種別だけが選択肢に出ます。
種別 セットされる値 対応フィールド型 今日 保存時点の日付 日付 現在日時 保存時点の日時 日時 現在のユーザー 保存したログインユーザー ユーザー選択
※「今日」「現在日時」はユーザーのタイムゾーンを基準に決まりますが、最終的な値は保存時にサーバーで確定 します(フォーム上の表示は目安です)。
丸め
保存時に値を指定単位で丸めます。出勤時刻を切り上げて始業時刻に合わせる、退勤時刻を切り捨てる、といった打刻の丸めに使います。
項目 説明 単位 1〜60 分(1 / 5 / 10 / 15 / 20 / 30 / 60 分から選択) 方向 切り上げ / 切り捨て / 四捨五入 丸め元 このフィールドの値を丸める(既定)か、別のフィールドの値を丸めて書き込むかを選択 対象にできる型 日時、数値(分)。時刻・計算・参照値・関連レコード集計・自動採番は対象外
説明 1〜60 分(1 / 5 / 10 / 15 / 20 / 30 / 60 分から選択)
説明 このフィールドの値を丸める(既定)か、別のフィールドの値を丸めて書き込むかを選択
説明 日時、数値(分)。時刻・計算・参照値・関連レコード集計・自動採番は対象外
入力欄は読み取り専用になりません。 他のセット方法と違い、丸めは入力値を捨てるのではなく入力値を基準に変換するだけなので、打刻の訂正はそのまま行えます(訂正した値も丸められます)。フォームには「保存時に丸められます」の表示が出ます丸める前の値を残したい場合 は、別のフィールドへ「別フィールドからコピー」+「空のときのみ設定」のルールを丸めより上(先)に 置いてください。順序が逆だと丸めた後の値がコピーされます切り上げが 24 時をまたぐ場合は翌日の 0:00 になります ※ 労働時間の丸めを設定する場合はご注意ください。日々の労働時間の端数を切り捨てる扱いは原則として認められておらず、認められているのは 1 か月の総労働時間の 30 分未満の端数の四捨五入です。自社の運用が適法かご確認のうえ設定してください。
書き込みモード
空のときのみ設定(入力値を優先) : 対象フィールドが空のときだけ値をセットし、入力済みの値は変更しません。あとから変更できる初期値の用途に向きます。新規ルールの既定です。常に自動設定(ルールの値で固定) : 条件が成立している間は、保存される値がルールの値で固定されます。「最終更新者」「最終更新日時」のように、人の入力より自動値が常に正しい項目に向きます。フォームでの表示は「読み取り専用で表示」(既定)と「非表示」から選べます。新規登録のときだけフォームから隠したい場合はこの組み合わせを使います。 適用タイミングを「新規追加時」、書き込みモードを「常に自動設定」、フォームでの表示を「非表示」に すると、新規フォームには出ないまま値が入り、編集フォームには通常どおり表示されます (登録日をシステムが入れ、あとから修正はできるようにしたい、といった用途)。
フィールド設定の「画面に表示しない」は新規・編集を分けられません (常に隠れ、詳細・一覧・CSV 出力からも消えます) アクセス権の「フォームでは非表示」は新規・編集を分けられますが、アプリ管理者には適用されません (管理者の画面には出ます)。 入力ルールによる非表示は管理者にも効きます 「非表示」を選べるのは「常に自動設定」のときだけ です。 「空のときのみ設定」は値が入る保証がないため、入力欄を消すと空のまま埋められなくなります 自動入力の動作イメージ(契約金額と承認日が入力されるとステータス自動更新)
適用タイミング 入力ルールは保存時にサーバーで適用 されます。フォームからの保存のほか、 カンバンの列移動・API 経由のレコード作成/編集・公開フォームの送信で効きます。 CSV インポート・一括更新・ワークフロー遷移による変更には適用されません。
フォーム : 入力中にリアルタイムで反映され、見たままの値が保存されます。「常に自動設定」の対象フィールドは読み取り専用になり「 自動設定」と表示されます(「非表示」を選んだ場合はフォームに表示されません)。空のときのみモードでは、空欄のときだけ自動で値が入ります。カンバンの列移動 : ドラッグでステータスを変えると入力ルールが適用されます。値が自動設定された場合はトーストで知らせます。API など : フォームを経由しない保存でも、サーバー側で同じルールが適用されます。3. 表示/非表示 条件に応じて特定のフィールドをフォーム上で表示/非表示に切り替えます。 詳細は「条件による表示/非表示」 ページを参照してください。
AI で作成・編集 入力ルール設定画面のツールバーにある「AI アシスタント」ボタンから、日本語の指示だけで自動入力・カスタムバリデーション・表示/非表示の設定案を AI に作らせられます。 まっさらな状態からの新規作成だけでなく、既存の設定への追加・変更を指示することもできます。3種類のルールを横断して、1回の指示でまとめて提案できます。
指示例: 「金額が100万円以上なら承認メモを必須にして表示する」のように、カスタムバリデーション(金額が100万円以上なら承認メモが空でないこと)と表示/非表示(金額が100万円以上のときだけ承認メモを表示)をまたぐ指示を1回でまとめて伝えられます 生成された設定案はチャット内のプレビュー(自動入力/カスタムバリデーション/表示条件ごとに追加・変更・削除を色分け表示)で確認してから「取り込む」でエディタに反映されます。反映されるのはエディタ上の状態だけで、保存するまでは実際の設定には反映されません。未保存の変更があると画面下部にバーが表示され、どのセクションが未保存かの表示と「すべて保存」 (未保存のセクションをまとめて保存)・「破棄」(保存済みの状態に戻す)が使えます。各セクションの「保存」ボタンで個別に保存することもできます 「取り込み前に戻す」で、取り込み前のエディタの状態に戻せます 条件・自動セット対象・表示対象に使うフィールドは、フォームに実在するフィールドの中から AI が選びます。存在しないフィールドを指定しようとした場合、その条件やルールだけ除外されます(「AI が扱えない指定」として案内されます)。選択肢に無い値を自動セットしようとした場合や、対象フィールドの型と合わない動的な値(今日・現在日時・現在のユーザー)を指定した場合も同様に除外されます 提案を確認している間にエディタの内容を編集すると、その提案は取り込めなくなります(内容が古くなったため)。再度指示を送り直してください 利用できるのはアプリ管理者 のみです(AI クレジットを消費します。1 回のリクエストにつき 50 クレジットを仮確保し、実際の消費量で精算されます) 使用例 例1: 必須項目のチェック強化
カスタムバリデーション: ステータス=「契約済み」なら、契約金額が空でないこと 例2: 担当者の自動割当
自動入力: エリア=「東京」なら、担当者に「田中」を固定セット(トリガー: 作成時) 例3: 登録者を自動記録
自動入力: トリガー=「作成時」、条件なし、登録者フィールドに動的な値「現在のユーザー」をセット 例4: 完了日を自動で記録
自動入力: 「状況」が「完了」になったら、「完了日」に動的な値「今日」をセット(書き込みモード=空のときのみ)。すでに完了日が入っていれば上書きしません。 ヒント フィールド同士の比較(納期と開始日、見積額と発注額)を活用すると、複雑なチェックも実現可能 あとから手動編集を許可したい項目は「空のときのみ設定」、常に自動値で固定したい項目(最終更新者など)は「常に自動設定」を使います 「今日」「現在のユーザー」などの動的な値を使うと、完了日や登録者を手入力なしで記録できます 表示/非表示ルールと組み合わせると、動的で直感的なフォームを作成できます 入力ルールは保存時にサーバーで適用されるため、フォーム・カンバン・API のどの経路でも同じ値で保存されます(CSV インポート・一括更新は対象外)