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クイックスタート: 見積書・請求書

このガイドでは「見積書」のアプリを作り、明細を入れるだけで小計・消費税・合計が自動で出て、ボタン 1 つで見積書の PDF が出るようにします。見積番号も自動で振ります。所要時間は約 25 分です。

画像をタップ (クリック) すると、拡大して見られます。

これまで

表計算のひな形を写して見積書を作り、番号は前の見積を見ながら手で振る。合計の式を壊したり、古いファイルを送ってしまったりする。

Raxel では

明細を入れると金額と合計が自動で出て、番号も自動で振られる。見積は 1 件ずつ記録に残り、いつでも同じ形の PDF を出し直せる。

見積書の PDF。株式会社みどり商事 御中、見積番号 Q-2026-0001、明細 3 行と小計・消費税・合計 246,400円
完成イメージ: 見積の画面から、このような見積書の PDF を出せます。

始める前に

確かめること
権限
内容
アプリを作成できる権限が必要です。管理者は持っています。
確かめること
プラン
内容
帳票出力 (PDF) はスタンダードの機能です (試用期間中も使えます)。ライトでは、帳票のテンプレートを新しく作れません。
確かめること
先に読むとよいもの
内容
アプリの作り方 (項目の置き方・運用環境への適用・公開) は、 「お問い合わせ管理」の手順 1〜3 に画像つきで説明しています。

作るもの

「見積書」のアプリに、次の項目を表の「行」のとおりに 5 行に並べます。フィールドコードも表のとおりに入れてください(手順 7 で使う見積書のひな形が、このコードで値を読みます)。 1 行目は「どの見積か」(見積番号と見積日)、2 行目は「誰に・何の見積か」、3 行目は明細、4 行目は金額の 3 つです。

フィールド名
見積番号
種類
自動採番
フィールドコード
quote_no
行
1 行目・左
幅
33%
設定
カスタムフォーマット Q-{YYYY}-{seq:4}
フィールド名
見積日
種類
日付
フィールドコード
quote_date
行
1 行目・右
幅
25%
設定
初期値: レコード登録日
フィールド名
顧客名
種類
テキスト
フィールドコード
company
行
2 行目・左
幅
50%
設定
必須: オン
フィールド名
件名
種類
テキスト
フィールドコード
subject
行
2 行目・右
幅
50%
設定
—
フィールド名
明細
種類
テーブル
フィールドコード
items
行
3 行目
幅
100%
設定
品名・数量・単価・金額 (手順 3)
フィールド名
小計
種類
計算
フィールドコード
subtotal
行
4 行目・左
幅
25%
設定
SUM(items.amount)
フィールド名
消費税
種類
計算
フィールドコード
tax
行
4 行目・中
幅
25%
設定
ROUNDDOWN(subtotal * 0.1, 0)
フィールド名
合計
種類
計算
フィールドコード
total
行
4 行目・右
幅
25%
設定
subtotal + tax
フィールド名
備考
種類
文字列(複数行)
フィールドコード
notes
行
5 行目
幅
100%
設定
—

同じ行の 2 つ目からは、置いてある項目の右へドラッグして並べます。行の頭の項目は、前の行の項目のカードの下の端へドラッグすると、その下に新しい行で入ります。 幅は、項目を選んで右の「フィールド設定」の「幅」のボタンで、同じ行の左の項目から順に決めます。 横に並べる操作と幅の決め方は、「お問い合わせ管理の手順 2」で画像つきで説明しています。

フィールドコードは、右の「フィールド設定」の「フィールド名」のすぐ下の欄で変えられます。運用環境に適用した後は、欄の横の「変更…」から変えます。

見積書のアプリを作る

1アプリを作り、見積番号を置く

アプリ一覧の「アプリを作成」→「はじめから作成」で、「アプリ名」に「見積書」と入れて「作成する」をクリックします。 左の一覧から「自動採番」をフォームへドラッグし、フィールド名を「見積番号」、フィールドコードを quote_no にします。 右の設定の下のほうで「カスタムフォーマット」を選び、「フォーマット」に Q-{YYYY}-{seq:4} と入れます。

自動採番のフィールド設定。フィールドコード quote_no、カスタムフォーマット Q-{YYYY}-{seq:4}
Q- と年 (4 桁) と 4 桁の連番で、Q-2026-0001 のような番号が振られます。

幅は手順 2 で、見積日を右に置いてから決めます。

年が変わったら 0001 から振り直したいときは、同じ欄の「リセット」を「年ごと」にします。

2見積日・顧客名・件名を置く

左の一覧の「日付」を「見積番号」の右へドラッグして置き、「見積日」(quote_date) にして、「初期値」を「レコード登録日」にします。 幅は左から順に、見積番号を 33%、見積日を 25% にします。

続けて「テキスト」を「見積番号」のカードの下の端へドラッグして 2 行目に置き、「顧客名」(company・必須: オン) にします。 もう 1 つ「テキスト」を「顧客名」の右へドラッグして置き、「件名」(subject) にします (2 つとも 50% になります)。

3明細のテーブルを置く

左の一覧の「テーブル」を「顧客名」のカードの下の端へドラッグして 3 行目に置き (幅は 100% のまま)、フィールド名を「明細」、フィールドコードを items にします。 右の「サブフィールド」の下で種類を選んで「サブフィールドを追加」をクリックし、足した行を開いて「ラベル」と「コード」を入れます。次の 4 つを順に足します。

ラベル
品名
種類
テキスト
コード
item_name
設定
—
ラベル
数量
種類
数値
コード
quantity
設定
値の配置: 右寄せ
ラベル
単価
種類
数値
コード
unit_price
設定
値の配置: 右寄せ、3桁ごとにカンマ表示: オン
ラベル
金額
種類
計算
コード
amount
設定
値の配置: 右寄せ、計算式 quantity * unit_price、単位記号「円」、3桁ごとにカンマ表示: オン
テーブルのサブフィールドの設定。金額 (計算) のコード amount、計算式 quantity * unit_price
金額は、同じ行の数量と単価を掛けて出します。
「値の配置」を右寄せにすると、手順 9 の PDF でも数の列が右にそろいます。

4小計・消費税・合計を置く

「計算」を「明細」のカードの下の端へドラッグして 4 行目に置き、続けて 2 つ目をその右、3 つ目をさらにその右へドラッグして並べます。 上の「作るもの」の表のとおりにフィールド名・フィールドコード・計算式を入れ、幅は左から順に 3 つとも 25% にします。 3 つとも「単位記号」に「円」を入れ、「3桁ごとにカンマ表示」をオンにします。 最後に「文字列(複数行)」を「小計」のカードの下の端へドラッグして 5 行目に置き、「備考」(notes) にします。

小計のフィールド設定。フィールドコード subtotal、計算式 SUM(items.amount)、単位記号 円、3桁ごとにカンマ表示がオン
小計は、明細の金額の列を SUM で合計します。
テーブルの中の項目と、ほかの計算の項目は、計算式の候補に出ません。items.amount・subtotal・tax は、表のとおりに打ってください。 コードを打ち間違えても保存はでき、結果が 0 になったり「計算できません」と出たりします。手順 5 で、小計・消費税・合計が出ることを確かめます。
小計・消費税・合計は、手で入れない (計算で決まる) 項目ですが、合計を画面で確かめるためにフォームに出しておきます。 入力する項目と紛れないよう、明細の下の 4 行目にまとめています。

「下書き保存」→「運用環境に適用」→ 上部の帯の「公開する」で公開します。フォームは次のようになります。

見積書のフォーム。1 行目に見積番号・見積日、2 行目に顧客名・件名、3 行目に明細のテーブル、4 行目に小計・消費税・合計、5 行目に備考
完成したフォーム。

5見積を入れる

「レコード」タブの「レコードを追加」で、顧客名に「株式会社みどり商事」、件名に「社内ネットワークの更新工事」と入れます。 明細は「行を追加」で 1 行ずつ足し、品名・数量・単価を入れます。

品名
無線アクセスポイント
数量
4
単価
38000
品名
設定・設置作業
数量
1
単価
60000
品名
LAN ケーブル (5m)
数量
10
単価
1200

入れたそばから、行ごとの金額と、小計・消費税・合計が出ます。

見積の入力の画面。明細 3 行の金額と、小計 224,000円・消費税 22,400円・合計 246,400円
合計は 246,400円 になります。0 円のままなら、手順 4 の計算式を見直します。

「保存」すると、見積番号 (Q-2026-0001 のような番号) が振られます。

見積書の帳票を作る

6帳票出力をオンにする

「設定」タブの「拡張機能」を開き、「外部への公開・配信」の「帳票出力」のスイッチをオンにします。設定のタブに「帳票出力」が加わります。

拡張機能の画面。帳票出力のスイッチ
「帳票出力」をオンにします。

7見積書のひな形を足し、明細の表をつなぐ

「帳票出力」タブの「テンプレートを追加」から「見積書」を選ぶと、見積書のひな形がエディタで開きます。 紙面の明細の表 (品名・数量・単価・金額の見出しの表) をクリックし、左の「書式」の「サブテーブルを選択」で「明細」を選びます。 表の列が、明細のテーブルの 4 列に置き換わります。

帳票のエディタ。明細の表を選び、サブテーブルを選択に明細
明細の表を、見積書アプリの「明細」のテーブルにつなぎます。
ひな形の {{company}}・{{total}} などは、そのフィールドコードの項目の値に置き換わります。 手順 1〜4 でコードを表のとおりにしていれば、そのまま差し込まれます。コードが違う項目は空欄になるので、紙面の文字を自分のコードに書き換えます。

8見積番号と見積日を差し込み、保存する

紙面の文字をクリックし、左の入力欄で次のように書き換えます (入力欄に {{ と打つと、項目の候補が出ます)。

紙面の文字 (ひな形)
見積番号: #{{record.number}}
書き換えた後
見積番号: {{quote_no}}
紙面の文字 (ひな形)
発行日: {{today.long}}
書き換えた後
発行日: {{quote_date}}

右上の「保存」をクリックし、右上の × でエディタを閉じます。

帳票のエディタ。発行日を {{quote_date}}、見積番号を {{quote_no}} に書き換えた
レコード番号 (#1) の代わりに見積番号を、出力した日の代わりに見積日を出します。
ひな形の {{today.long}} は「PDF を出した日」です。そのままだと、前の見積を出し直したときに発行日 (と「発行日より30日間」の有効期限) が変わってしまうので、見積日に替えます。

9見積書の PDF を出す

「レコード」タブで手順 5 の見積を開き、上の「帳票出力」→「見積書」をクリックすると、見積書の PDF がダウンロードされます (ファイル名は「アプリ名_レコード番号.pdf」)。

見積の詳細の画面。帳票出力のメニューに見積書
「帳票出力」から、テンプレートを選びます。
見積書の PDF。明細と小計・消費税・合計、見積番号 Q-2026-0001
入れた明細と合計が、見積書の形で出ます。

これで、明細を入れるだけで合計まで出て、見積書の PDF を出せるようになりました。見積を直したら、もう一度「帳票出力」を押せば、直した内容の PDF が出ます。

このガイドの手順 1〜9 を終えたときと同じアプリが、アプリストアのサンプルアプリ「見積書」に入っています。 項目の並び・フィールドコード・計算式・自動採番と、見積番号・見積日を差し込んだ見積書の帳票が手順どおりに設定され、手順 5 の見積 1 件が入ります (見積日は入れた日です)。手順を進めずに完成形を触ってみたいときや、自分で作ったアプリと設定を見比べたいときに使えます。 サンプルの見積の次に登録した見積には、続きの見積番号が振られます。 帳票はスタンダードの機能です (ライトのプランでもサンプルの帳票は入りますが、帳票を新しく作るにはスタンダードが要ります)。
アプリストアで完成形を入れて見比べる

知っておくと便利なこと

  • 一覧で見積にチェックを付け、「一括帳票出力」→「見積書」を選ぶと、選んだ見積 (50 件まで) を 1 つの PDF にまとめて出せます。
  • 「有効期限: 発行日より30日間」のような決まった文字も、紙面をクリックして書き換えられます。会社のロゴや印影は「要素」タブから画像として足せます。
  • 出した PDF を見積に残すには、フォームに「添付ファイル」の項目を足して運用環境に適用し、帳票のエディタの上の「PDF保存先」でその項目を選んで「保存」します。 見積の「帳票出力」のメニューに「レコードに保存」が出ます。
  • 消費税の 1 円未満は、ROUNDDOWN で切り捨てています。四捨五入なら ROUND、切り上げなら ROUNDUP にします。

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