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経費申請 応用: 金額で承認の道を分ける

クイックスタート: 経費申請で作った「経費申請」に、10 万円以上の申請だけは部長の承認も通る流れを足します。 10 万円未満の申請は、これまでどおり 1 回の承認で終わります。所要時間は約 15 分です。

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これまで

金額の大きい申請も、承認する人が 1 回承認すれば終わる。「10 万円以上は部長にも見せる」決まりは、承認する人が覚えておくしかない。

Raxel では

10 万円以上の申請では「承認する」が押せず、代わりに「部長の承認へ回す」が押せる。決まりを覚えていなくても、金額で道が分かれる。

12 万 8,000 円の承認待ちの申請。承認するは押せず、部長の承認へ回すが押せる。承認するの横の印に、金額 < 100000 [NG] と出ている
完成イメージ: 10 万円以上の申請では「承認する」が押せず、代わりに「部長の承認へ回す」が押せます (「差し戻す」は金額に関係なく押せます)。

始める前に

確かめること
クイックスタート
内容
「経費申請」アプリがあり、ワークフロー (下書き・承認待ち・承認済み・差し戻しの 4 つのステータスと 4 つのボタン) を作ってあること。
確かめること
プラン
内容
このガイドの機能は、どのプランでも使えます。
確かめること
アプリの権限
内容
手順 1〜3 (ワークフローの設定) を行う人が、「経費申請」の管理者であること。
基本編と同じく、1 人で試せるように部長の役も自分にします。実際に使うときは、手順 1 の「部長承認待ち」の作業者に部長を指定します。

どう分けるか

承認待ちの申請に、金額によって押せるボタンを分けます。

金額
10 万円未満
承認待ちで押せるボタン
承認する
その後
承認済み (これまでと同じ)
金額
10 万円以上
承認待ちで押せるボタン
部長の承認へ回す
その後
部長承認待ち → 部長が「承認する」で承認済み

ボタン (遷移) に条件を付けると、レコードの値が条件に合うときだけ、そのボタンを押せるようになります。 「承認する」に「金額 < 100000」、「部長の承認へ回す」に「金額 >= 100000」を付けると、どの申請でもこの 2 つのうち一方だけが押せます (条件の無い「差し戻す」は、金額に関係なく押せます)。

部長の承認の段を足す

1ステータス「部長承認待ち」を足す

「経費申請」の「設定」タブで「ワークフロー」を開きます。「ステータス」の節の「ステータス名」の欄に「部長承認待ち」と入れて「追加」をクリックします。 足したステータスの「作業者」で「指定 (ユーザー・グループ・組織)」を選び、「+ 対象を追加」→「メンバー」のタブで部長を選んで「追加」をクリックします。このガイドでは自分を選びます。

足したステータスは一覧の最後に入ります。右上の「上に移動」(上向きの矢印) を 2 回クリックして、「承認待ち」のすぐ下 (「承認済み」の上) へ移します。 並びは処理には影響しませんが、下の「フロー図」が進む順に並んで読みやすくなります。

部長承認待ちのステータス。作業者が指定で、担当の対象に自分が入っている。右上に上に移動のボタン
作業者は「指定」にして部長を選び、「上に移動」で承認待ちのすぐ下へ移します。

2部長へ回すボタンと、部長のボタンを足す

「遷移ルール」の節で、基本編と同じように「遷移元」「遷移先」「ラベル」を入れて「追加」をクリックし、次の 3 つを足します。 足した遷移は、遷移ルールの一覧の下に加わります。

遷移元
承認待ち
遷移先
部長承認待ち
ラベル (ボタンの名前)
部長の承認へ回す
遷移元
部長承認待ち
遷移先
承認済み
ラベル (ボタンの名前)
承認する
遷移元
部長承認待ち
遷移先
差し戻し
ラベル (ボタンの名前)
差し戻す

3承認待ちから出る 2 つのボタンに条件を付けて、保存する

遷移ルールの一覧で「承認待ち → 承認済み」(承認する) の枠の見出しをクリックして開き、「条件」をクリックして開きます (保存した遷移の枠は、画面を開いたときは閉じています)。 「条件を追加」をクリックし、出てきた行で次のように選びます。 続けて「承認待ち → 部長承認待ち」(部長の承認へ回す) の枠にも条件を足します。

遷移
承認待ち → 承認済み (承認する)
フィールド
金額
比べ方
<
値
100000
遷移
承認待ち → 部長承認待ち (部長の承認へ回す)
フィールド
金額
比べ方
>=
値
100000
承認待ちから承認済みへの遷移 (承認する) に、金額 < 100000 の条件
「承認する」には「金額」「<」「100000」。値は数字だけを入れます (「円」やカンマは付けません)。
承認待ちから部長承認待ちへの遷移 (部長の承認へ回す) に、金額 >= 100000 の条件
「部長の承認へ回す」には「金額」「>=」「100000」。条件を付けた遷移には「1件の条件」と出ます。

2 つとも足したら、画面の下の「すべて保存」をクリックします。下の「フロー図」に、承認待ちから 2 つに分かれる道が出ます。

フロー図。承認待ちから部長承認待ちと承認済みの 2 つへ矢印が伸び、部長承認待ちから承認済みへ進む
承認待ちから、部長承認待ちと承認済みの 2 つへ道が分かれます。
「<」と「>=」のように、境目の金額 (ちょうど 100,000 円) がどちらか一方だけに入るように付けます。 両方に「>」と「<」を付けると、ちょうど 10 万円の申請ではどちらのボタンも押せなくなります。

10 万円以上の申請を通してみる

410 万円以上の経費を申請する

「レコード」タブの「レコードを追加」から、件名・利用日・区分と、金額に 128000 (12 万 8,000 円) を入れて「保存」します。 詳細の画面で「申請する」→「実行」をクリックすると、ステータスが「承認待ち」になります。

5承認する人が、部長の承認へ回す

承認待ちのレコードを開くと、ボタンが「承認する」「部長の承認へ回す」「差し戻す」の 3 つ並びますが、「承認する」は押せません。 条件の付いたボタンの横には印が付き、マウスを載せると、どの条件が満たされていないかが表示されます。

承認待ちの経費申請。承認するは押せない状態で、横の印に金額 < 100000 [NG] と出ている。部長の承認へ回すは押せる
金額が 10 万円以上なので「承認する」は押せず、「部長の承認へ回す」が押せます。印にマウスを載せると、条件と、満たしているか (OK / NG) が出ます。

「部長の承認へ回す」をクリックし、確認の「コメント」に一言書いて「実行」をクリックします。ステータスが「部長承認待ち」になり、部長の「自分の作業」に入ります。

6部長が承認する

部長は「自分の作業」からレコードを開き、「承認する」→「実行」をクリックします。ステータスが「承認済み」になり、詳細の画面の履歴に、2 回の承認がコメントと日時つきで残ります。

承認済みの経費申請。履歴に、部長の承認へ回したコメントと、部長の承認のコメントが並ぶ
承認する人と部長の、2 回の承認が履歴に残ります。

10 万円未満の経費を申請すると、承認待ちで「部長の承認へ回す」が押せず、「承認する」が押せます (基本編と同じ流れです)。

これで、金額の大きい申請だけが部長の承認を通る流れができました。「この金額なら誰の承認が要るか」を、承認する人が覚えておく必要がなくなります。

知っておくと便利なこと

  • 条件は、レコードに保存されている値で判定します。承認待ちのまま金額を直したときは、保存した後の金額で、押せるボタンが変わります。
  • 1 つのボタンに条件を複数付けると、すべてを満たすときだけ押せます。「A または B」のときに押せるようにしたいときは、同じ遷移元・遷移先のボタンを 2 つ作り、それぞれに条件を付けます。
  • 「自分の作業」には、条件に関係なく、自分が作業者のレコードが出ます (条件はボタンを押せるかだけを決めます)。
  • 差し戻した申請を「再申請する」と、もう一度「承認待ち」に戻り、そのときの金額でまた道が分かれます。
  • 区分 (例: 接待交際費だけは部長も承認) で分けるときも、条件のフィールドを「区分」にし、比べ方を「=」や「いずれかと一致」にすれば同じように作れます。

次にやる

  • ワークフロー — 遷移の条件・追加の実行者 (代理承認)・複数人の承認・承認待ちが滞ったら知らせる
  • アクセス権 — 自分の申請だけを見せる