アクション

アクションは、現在のレコードを元に別アプリにレコードを作成する機能です。 フィールドマッピングに従って値をコピーし、手動またはワークフロー連動で関連アプリへのレコード登録を実現できます。

トリガーの種類

トリガー
手動(ボタン)
説明
レコード詳細画面にボタンが表示され、クリックでアクションを実行
トリガー
ワークフロー(自動)
説明
ワークフローのステータス変更時に自動でアクションを実行

使用例

  • 見積 → 売上(自動) — 見積のステータスが「受注」に変わったら売上管理にレコードを自動作成
  • 案件 → 請求(手動) — 成約した商談レコードからボタンクリックで請求書アプリにレコードを作成
  • 問い合わせ → 案件(手動) — 問い合わせレコードを案件管理にコピーして管理開始

手動アクションの実行

レコード画面のアクションボタン

手動アクションは、レコード詳細画面にボタンとして表示されます。 ボタンをクリックすると、マッピングに従ってコピー先アプリにレコードが作成されます。

ワークフロー連動アクション

ワークフローのステータスが変更されたとき、条件に合うアクションが自動的に実行されます。 レコード詳細画面にはボタンは表示されません。

ワークフロー連動の設定例

トリガーワークフロー(自動)
変更前ステータス提出済み
変更後ステータス受注
コピー先売上管理
  • 変更前/変更後のステータスを指定できます(「すべて」も選択可能)
  • 例:「提出済み」→「受注」に変わった時だけ実行
  • アクションの実行に失敗してもワークフローの遷移はブロックされません

設定項目

項目
アクション名
説明
アクションの識別名(手動の場合はボタンに表示)
項目
アクションの種類
説明
「1件ずつ別のアプリへ転記」(既定)または「選んだレコードからまとめて1件作成」
項目
トリガー
説明
「手動(ボタン)」または「ワークフロー(自動)」(「まとめて1件作成」では一覧で選んで実行する形のみ)
項目
変更前ステータス
説明
ワークフロー連動時のみ。遷移元のステータス(「すべて」で任意のステータスに対応)
項目
変更後ステータス
説明
ワークフロー連動時のみ。遷移先のステータス(「すべて」で任意のステータスに対応)
項目
コピー先アプリ
説明
新規レコードを作成する対象アプリ
項目
フィールドマッピング
説明
コピー元フィールド → コピー先フィールドの対応関係
項目
実行条件
説明
コピー元(現在のアプリ)のフィールドに対する条件。指定した場合、条件に一致したときだけアクションが実行される(未指定なら常に実行)
項目
実行モード
説明
「新規作成」(常にコピー先へ新しいレコードを作成)または「上書き(アップサート)」(一致キーが同じ既存レコードがあれば更新し、無ければ新規作成)
項目
一致キー(上書きモードのみ)
説明
「上書き」モードで、既存レコードを検索するために使うコピー先フィールド(1〜3個、マッピング済みフィールドから選択)。指定した全フィールドの値が一致するレコードを更新対象にする

実行条件

条件を設定すると、コピー元レコードの内容が条件に一致したときだけアクションが実行されます。 条件に一致しない場合、手動アクションはエラーメッセージを表示して実行を中止し、ワークフロー連動アクションは何もせず静かにスキップします。

  • 例:申請アプリの「申請種別」が「休暇」の場合だけ、有給休暇の台帳アプリへレコードを作成する
  • 条件を設定しない場合は、これまでどおり常に実行されます
  • 条件の設定が壊れている場合(条件が参照しているフィールドを削除した場合など)は、安全のためアクションを実行しません。手動アクションはエラーになり、ワークフロー連動アクションはスキップされます。アプリの設定で条件を直してください

実行モード(新規作成 / 上書き)

既定では、アクションを実行するたびにコピー先へ新しいレコードが作成されます。 「上書き(アップサート)」モードにすると、指定した一致キーの値が同じ既存レコードがあれば、そのレコードをマッピング済みフィールドだけ更新します(一致するレコードが無ければ新規作成)。 「同じ対象について何度実行しても重複レコードができない」運用にしたい場合に使います。

  • 例:日付+従業員をキーにして、同じ日への打刻修正を何度反映しても行が増えないようにする
  • 一致キーに使えるのは、テキスト(複数行含む)・数値・日付・日時・時刻・ドロップダウン・ラジオボタン・リンクなど単一の値を持つフィールドです。ユーザー選択・組織選択・グループ選択は、「単一選択」に設定されている場合のみ一致キーに使えます(複数選択・チェックボックス・添付ファイル・テーブル等は一致判定ができないため使えません)
  • 一致キーは「その組み合わせでコピー先のレコードが 1 件に決まる」ものにしてください。たとえば日付だけをキーにすると、同じ日の別の人・別の案件のレコードを上書きしてしまいます
  • 上書き(更新)が行われる場合、実行ユーザーにコピー先アプリの編集権限が必要です(新規作成の場合は追加権限が必要)。編集権限が無い場合はエラーになります

選んだレコードからまとめて1件作成

「1件ずつ別のアプリへ転記」とは向きが逆で、一覧で選んだ複数のレコードから、コピー先アプリにレコードを1件だけ作る種類のアクションです。 作ったレコードに選んだレコードを紐づけ、まとめて次のステータスへ進めます。 たとえば、支払待ちの伝票を何件か選んで「支払確定」を実行すると、支払バッチが1件でき、選んだ伝票がすべてそのバッチに紐づいて「確定済」になります。

設定項目
紐づけに使うルックアップ
説明
選んだレコードの、コピー先アプリを参照しているルックアップ項目。作ったレコードを指すように書き換えられ、そのルックアップのコピー先の項目も一緒に更新されます
設定項目
実行時に入力する項目
説明
実行のたびにダイアログで入力を求める、作成するレコードの項目(例: 支払日、振込元)
設定項目
固定値を入れる項目
説明
作成するレコードに毎回同じ値を入れる項目。同じ項目を「実行時に入力」と両方に指定することはできません
設定項目
選んだレコードの遷移先
説明
紐づけの後に選んだレコードを進めるステータス。「遷移させない(紐づけのみ)」も選べます
  • 実行は一覧から行います。レコードを選んで「一括アクション」からこのアクションを選ぶと、入力ダイアログが開きます
  • 全部成功するか、何も残らないかのどちらかです。途中で1件でも失敗すると、作成したレコードも含めてすべて取り消されます(半分だけ紐づいた支払バッチができません)
  • 書き込みの前に選んだレコードを全件検査します。実行条件を満たさないレコード、設定した遷移先へ進めないレコード、閲覧できないレコードが1件でも混ざっていると、その1件を除外するのではなく実行そのものを中止します。一部が黙って抜けた状態で作成されないようにするためです
  • 1回に選べるのは100件までです
  • 元レコードが複数あるため「どのレコードの値を写すか」が決まりません。したがってこの種類ではフィールドマッピング・上書き(アップサート)モード・ワークフロー連動は設定できません。作成するレコードの値は、実行時の入力と固定値だけで決まります
  • 実行には、コピー先アプリの追加権限と、選んだレコードの編集権限(紐づけとステータス変更のため)が必要です

フィールドマッピング

コピー元(現在のアプリ)のフィールドと、コピー先アプリのフィールドを対応付けます。 複数のマッピングを設定することで、必要な情報をまとめてコピーできます。

マッピング設定の例

見積番号
見積番号
顧客名
顧客名
金額
売上金額

一括アクション実行

レコード一覧画面で複数のレコードを選択し、手動アクションを一括で実行できます。 選択したすべてのレコードに対して、同じフィールドマッピングでコピー先アプリにレコードが作成されます。

一括アクションの操作

3件選択中
アクション ▼
選択したアクションを実行すると、3件のレコードがコピー先アプリに作成されます。
  • レコード一覧でチェックボックスを使って複数レコードを選択します
  • 画面下部のバルクアクションバーから「アクション」ドロップダウンを開き、実行するアクションを選択します
  • 一度に最大100件まで実行できます
  • 実行結果(成功件数・エラー件数)が完了後に表示されます

ヒント

  • アクションの実行には、コピー先アプリの追加権限が必要です。「上書き」モードで既存レコードを更新する場合は、追加権限に加えて編集権限も必要です
  • コピー先アプリでフィールドのアクセス権が設定されている場合、実行ユーザーが書き込めないフィールドがマッピングに含まれているとアクションは失敗します(コピー先アプリの管理者は対象外)。ワークフロー連動アクションの場合、ステータス変更そのものは成立し、コピーだけが行われません
  • ワークフロー連動アクションは管理者が設定し、ステータス変更時に自動実行されます
  • コピー元にキーが無い(未入力のまま保存された)マッピングは、既定ではコピー先に触れません(「上書き」モードでは既存の値が残ります)。未入力でもコピー先を空にしたい場合(例: 「休み」への変更で時間帯を消す)は、マッピング行の「転記元が空なら転記先を消す」を ON にします
  • 一致キーにはテキスト・数値・日付・ドロップダウン・ルックアップ・利用者選択(単一選択)などのフィールドが使えます
  • マッピングされなかったフィールドは空のままレコードが作成されます(「上書き」モードで既存レコードを更新する場合は、マッピングされなかったフィールドは変更されずそのまま残ります)
  • アクション設定は「設定」→「アクション」タブ(ワークフローの隣)から行います
  • 一括アクションは手動トリガーのアクションのみ対象です(ワークフロー連動アクションはステータス変更時に自動実行されます)